研究課題/領域番号 |
63065001
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研究種目 |
特別推進研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 国立天文台 |
研究代表者 |
桜井 隆 (1989-1992) 国立天文台, 太陽物理学研究系, 教授 (40114491)
田中 捷雄 (1988) 国立天文台, 太陽物理学研究系, 教授 (90011593)
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研究分担者 |
一本 潔 国立天文台, 太陽物理学研究系, 助手 (70193456)
日江井 栄二郎 Meisei University, Professor (60012796)
TANAKA Katsuo National Astron. Obs., Professor (90011593)
桜井 隆 国立天文台, 太陽物理学研究系, 助教授 (40114491)
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研究期間 (年度) |
1988 – 1992
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研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
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配分額 *注記 |
215,900千円 (直接経費: 215,900千円)
1992年度: 10,000千円 (直接経費: 10,000千円)
1991年度: 35,000千円 (直接経費: 35,000千円)
1990年度: 42,000千円 (直接経費: 42,000千円)
1989年度: 60,000千円 (直接経費: 60,000千円)
1988年度: 68,900千円 (直接経費: 68,900千円)
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キーワード | 太陽 / 太陽活動 / 太陽フレア / 太陽黒点 / 太陽磁場 / 太陽観測装置 / 太陽X線 / 太陽コロナ / CCD検出器 / 複屈折干渉フィルタ- / 磁気光学フィルター |
研究概要 |
太陽フレアを引き起こすエネルギーの源である、太陽表面の磁場のひずみの蓄積過程とその解放機構を総合的にとらえることが本研究課題の目的である。このための観測装置である、「太陽フレア望遠鏡」を昭和63年度に建設し、その後順次、黒点の観測装置、Hα線による彩層観測装置、磁場・速度場観測装置を制作し、平成3年8月に打ち上げられた太陽観測衛星「ようこう」との共同観測を実施している。 1.平成3年6月には、最近20年間のうちて最大級のフレア活動があり、幸いにも日本の昼の時間帯であったので、良質のデータを得ることができた。特に、黒点の暗部の中に極めて微少な輝点として白色光フレアが観測されたのは世界でも初めてのことである。 2.フレアに伴う磁場の変化については、1992年2月に起こった中規模のフレアにおいて、コロナループのはっきりした形状の変化と、それに対応した磁場ベクトルの変化の検出に成功した。太陽表面の電流密度もフレアをはさんで減少を示しており、フレアに伴う磁場変化のこれまででもっとも明瞭な証処を捉えたといえる。さらに多くの例について検証を行う必要があり、現在系統的解析を続行している。 3.1992年11月に太陽の縁で起こった大フレアについては、Hα線で見えるループプロミネンスと、X線ループが上下方向にずれて観測された。これは、X線を出す高温のループが冷えてHα線を放出するようになるというフレアモデルを指示する結果である。
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