研究課題/領域番号 |
63470027
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
分析・地球化学
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研究機関 | 神奈川大学 (1989) 筑波大学 (1988) |
研究代表者 |
杉谷 嘉則 神奈川大学, 理学部, 教授 (80015552)
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研究分担者 |
加藤 健次 化学技術研究所, 科学標準部, 主任研究員
青木 貞雄 筑波大学, 物理工学系, 助教授 (50016804)
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研究期間 (年度) |
1988 – 1989
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研究課題ステータス |
完了 (1989年度)
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配分額 *注記 |
5,100千円 (直接経費: 5,100千円)
1989年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1988年度: 4,400千円 (直接経費: 4,400千円)
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キーワード | 光音響分光法 / けい光X線 / 同時測定 / SOR / シンクロトロン放射 / イメ-ジング / SOR光 / イメージング |
研究概要 |
1.測定装置システムの整備の一部として自動位置決め装置一式を購入しこれを利用してセットアプを行った。操作性を向上させるためにパソコンにより指令制御できるようにした。 2.モデル試料を用いて、光音響スペクトルとけい光X線スペクトルの同時測定実験を行った。けい光X線測定のほうが光音響測定よりも相対的に容易に(感度高く)行えるので、両検出器の設定位置に工夫を加える必要があった。結果は、一応満足すべきものが得られた。すなわち試料上のある測定点において、光音響信号の強い部分はけい光X線強度が弱く観測され、逆に、光音響信号の弱い部分はけい光X線強度が強く観測されるという逆相関性を示すスペクトルを得ることができた。 3.SOR光を励起源に用いてイメ-ジングの実権を行い、良好な結果を得ることができた。当初は画素数10×10程度の粗いものであったが、最終的には50×50程度に引き上げ、各種の二次元パタ-ンを有する試料の鮮明なイメ-ジング像を得ることができた。 4.X線領域での光熱偏光分光実験を試み、世界初の信号検出に成功した。光学径のアラインメントに細心の注意が必要であり、目下、実験上の容易な再現性確立をめざして努力を続けている。 5.光熱放射分光法によるイメ-ジング実験を行い、通常の光音響法によるイメ-ジングと同程度に鮮明なイメ-ジング像が得られることを確認した。 6.上記各種の成果を、学術誌上および学会等において発表した。学術誌上における成果は裏面の通りである。目下、研究成果報告書のとりまとめ作業を行っており、近く、発表の予定である。
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