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三次元MHD乱流のシミュレ-ションと乱流ダイナモ

研究課題

研究課題/領域番号 63540290
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 物理学一般
研究機関相模工業大学

研究代表者

水島 二郎  相模工業大学, 工学部, 助教授 (70102027)

研究期間 (年度) 1988 – 1989
研究課題ステータス 完了 (1989年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1989年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1988年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワードMHD液体 / ダイナモ / 乱流 / MHD乱流 / 数値シミュレ-ション / 大規模構造 / MHD流体 / 数値シミュレーション / ヘリシティ
研究概要

宇宙及び地球周りにおける大規模磁場の生成機構を解明するために三次元MHD乱流の数値シミュレ-ションを行った。昨年度は立方体の中のMHD流体が超対称性を持ち、超粘性を持つときに発生する乱流の大規模構造とその統計的性質を調べるため、数値シミュレ-ションを行った。今年度は超対称性及び超粘性の仮定を取り払った、より現実に近い場合の乱流の性質と円柱容器内のMHD流体中に発生する乱流場の構造を調べることを中心課題として研究を進めた。併せて、昨年の研究をさらに継続して行い乱流中の磁場及び速度場の構造を詳しく調べた。
その結果次のことが明らかになった。
1.乱流のダイナモ効果については流体の粘性率はあまり関係なく、むしろ磁気拡散率でほぼ決まることがわかった。また、臨海磁気拡散係数は0.00002であることがわかった。
2.結果として得られる磁場および速度場をグラフィック表示し、視覚的に分かりやすい形で表現した結果、MHD乱流中には、外力の形に関係した磁気リングが形成されていることがわかった。また、MHD乱流中に形成される過度場の大規模構造を調べ、過度場の大規模構造と、乱流ダイナモ効果との関係を調べた。
3.対称性を仮定しない場合の、通常粘性を持つ三次元MHD乱流の数値シミュレ-ションを行った結果も、対称性を仮定した超粘性を持つMHD乱流の場合とほぼ同様の結果を得た。しかし、この場合には、まだ十分に高いレイノズル数の計算が終わっていないため、まだ結論を出すことができない。
4.円柱の容器中に閉じ込められたMHD液体中の乱流の数値シミュレ-ションについてはそのプログラミングを終え、準備的な計算を行っている。

報告書

(2件)
  • 1989 実績報告書
  • 1988 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 木田重雄: "MHD乱流と乱流ダイナモ" 京都大学数理解析研究所講究録. 661. 171-177 (1988)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書
  • [文献書誌] S.Kida: "Statistical properties of MHD turbulence and the turbulent dynamo" Physics of Fluids.

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書
  • [文献書誌] 柳瀬真一郎: "磁気流体乱流中の大規模渦の生成・崩壊" 京都大学数理解析研究所講究録.

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書
  • [文献書誌] S.Yanase: "Coherent structures in MHD turbulence and turbulent dynamo(Turbulence and choerent structures,eds.M.Lesierur et al.)" Kluwer academic publishers, (1990)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書
  • [文献書誌] 木田重雄: 京都大学数理解析研究所講究録. 661. 171-177 (1988)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] J.Nizushima: Physics of Fluids. (1989)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書

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公開日: 1988-04-01   更新日: 2016-04-21  

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