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マイクロ波プラズマの発生法とその構造の制御

研究課題

研究課題/領域番号 63632013
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関早稲田大学

研究代表者

加藤 勇  早稲田大学, 理工学部, 教授 (80063775)

研究分担者 河合 良信  九州大学大学院総合理工学研究科, 教授 (10038565)
研究期間 (年度) 1988 – 1990
研究課題ステータス 完了 (1988年度)
配分額 *注記
14,000千円 (直接経費: 14,000千円)
1988年度: 14,000千円 (直接経費: 14,000千円)
キーワード化学気相堆積 / ソフトランディング / プラズマ粒子衝撃 / 同軸線路型マイクロ波放電 / 直交磁界 / リジターノコイル / ECRプラズマ / プラズマの空間分布測定
研究概要

本研究においては、(1)反応室内のマイクロ波電界分布およびプラズマパラメータの空間分布を自由に制御し、(2)マイクロ波プラズマ内外の反応性の差異を、プラズマパラメータと膜質との関係において系統的、かつ定量的に解明する。さらに、(3)膜堆積機構におけるプラズマ粒子衝撃の効果を解明し、膜損傷の無い、かつプロセス効率の高い条件を見いだすことを目的とする。そこで、特に制御性及び結合性の優れた、同軸線路型、直交磁界型(ガス流と磁力線が直交するもの)とリジターノコイル型について着目して研究を進めてきた。
昭和63年度は、新しく大面積同軸線路型プラズマCVD装置を作成し、プラズマ内外での薄膜作成に成功し、以下の成果をあげた。
(1)プラズマ粒子衝撃が膜質に与える影響について検討し、放電プラズマ外において、プラズマ粒子衝撃を避けることにより、高速堆積(120〓/s以上)、高品質薄膜作成を可能とした。
(2)各種のプラズマパラメータの内幾つか(電子温度、電子密度、発光強度の空間分布など)のパラメータ測定を行い、広範囲な制御条件下で、マイクロ波プラズマの性質を、明らかにした。
(3)ガス流に直交する磁界、いわゆる直交磁界による新しいECRプラズマの発生法を示し、本放電方式における、プラズマの閉じ込め効果を明らかにした。さらに、ECRプラズマ中では高エネルギーイオン衝撃が大きく、膜質が劣化することを示した。
(4)14cmおよび40cmリジターノコイルを用いてECR磁界を印加して、大口径の静かな均一プラズマの発生に成功した。
(5)ガス圧制御システムを準備し、10^<-4>〜10^<-2>Torr領域のガス圧を制御し、安定な水素プラズマの発生に成功した。

報告書

(1件)
  • 1988 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Isamu Kato: Japanese Journal of Applied Physics. 27,8. 1401-1405 (1988)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] Akira Yonesu: Japanese Journal of Applied Physics. 27,8. 1482-1487 (1988)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] Kiyotaka Kato: Japanese Journal of Applied Physics.

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書

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公開日: 1988-04-01   更新日: 2016-04-21  

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