研究領域 | ナノスピン変換科学 |
研究課題/領域番号 |
15H01013
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 東京農工大学 |
研究代表者 |
畠山 温 東京農工大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (70345073)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2016年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2015年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | スピン / 角運動量変換 / 角運動量移行 / 光ポンピング / 表面 |
研究実績の概要 |
光子スピン→原子スピン・原子並進角運動量→容器角運動量の移行を調べるため,高感度ねじり秤にアルカリ金属蒸気セルを吊って実験を行った。アルカリ金属としてはルビジウムを用いた。ルビジウム金属蒸気の密度を上げるために加熱したところ,ねじり秤の揺らぎが検出したい信号より大きくなったため,角運動量移行の検出が困難だった。そこでねじり秤装置を全般的に見直し改良を行った。特にセルを吊るワイヤーの再選定を行い,これまでのタングステンワイヤーではなく,径7マイクロメートルのカーボンファイバーを用いることを決定した。また,アルカリ金属の種類を原子密度を高めるためにルビジウムからセシウムに変更し,それにあわせて光学系も作り変えた。さらに,ねじり秤を入れる真空装置も大きくて安定したものに変えた。これらの改良により,昨年度より性能のよいねじり秤を準備することができた。 一方,気体原子の並進角運動量を容器に移すために重要であるセル中のアルカリ金属気体原子の運動状態を理解するために,セル内壁を覆うパラフィンコーティングとアルカリ原子の相互作用についての研究も並行して行った。この結果,アルカリ金属原子はパラフィンコーティングに衝突した後,ランダムな方向に散乱して行くことや,アルカリ金属原子とパラフィンコーティングとの反応で水素などのガスが生成されてアルカリ金属原子の自由な運動を妨げる可能性があること,などを観測した。
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現在までの達成度 (段落) |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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