研究領域 | ヒッグス粒子発見後の素粒子物理学の新展開~LHCによる真空と時空構造の解明~ |
研究課題/領域番号 |
17H05399
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
竹内 道久 東京大学, カブリ数物連携宇宙研究機構, 特任研究員 (60749464)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2017年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 素粒子現象論 / トップクオーク / 暗黒物質 / 超対称性 / LHCにおける新物理探索 / ヒッグス / 真空の安定性 / 素粒子論 / トップパートナー / 新粒子探索 / LHC |
研究実績の概要 |
宇宙の真空の構造の解明に向け、ヒッグスポテンシャルの形状を理解することが第一歩となる。ヒッグスの真空期待値、質量が測定されたことにより、標準模型のヒッグスポテンシャルを仮定すれば、ヒッグスの自己相互作用の大きさが一意に決まる。もし、ヒッグスポテンシャルに新物理が存在する場合には、自己相互作用のずれが期待され、その直接測定が重要視されている。 LHC実験においては、高ルミノシティオプションでも50%程度の精度の測定にとどまると考えられているが、将来CERNで計画されている2つのオプションである HE-LHC(27TeV)、及び、100TeVコライダー実験それぞれの計画における測定精度を世界で初めて試算(各々、15%、5%)した。一方、電弱バリオン生成シナリオが成功するためには強い1次相転移が必要となり、一般にヒッグスの自己相互作用の70%以上のずれを伴うことから、HE-LHCオプションで、このシナリオの検証が十分可能であることを示した。更に、ヒッグスセクターの他の次元6オペレーターが一般に存在する場合に、オペレーターの相関を含めて、自己相互作用のずれを与えるオペレーターの測定精度も試算した。また、QCDの真空構造と関連した、Strong CP問題を解く、Variant Axion模型についての研究も行い、特徴的なトップ稀崩壊シグナルが得られることを示した。これまでに行なってきた単トップシグナルに関する研究を含む、これらの研究成果については、Higgs Topping workshop(招待講演)、Beyond the BSM(招待講演),Higgs Couplings 2018(招待講演),SUSY2018等の国際会議において発表を行い、内容を周知することができた。
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現在までの達成度 (段落) |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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