研究領域 | 和解学の創成-正義ある和解を求めて |
研究課題/領域番号 |
18H04209
|
研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
|
配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
浅野 慎一 神戸大学, 人間発達環境学研究科, 教授 (40202593)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
|
キーワード | 中国残留日本人 / 和解学 / ポスト・コロニアリズム / 夜間中学校 / 市民運動 / 東アジア / 越境的社会圏 / ディアスポラ / 正義 / 和解 |
研究実績の概要 |
当初計画通り、次の5つの研究を実施した。 第1は、約450人の残留日本人を対象としたインテンシヴなインタビュー調査の最終的な分析である。昨年度、既に音声データの日本語への翻訳と文字情報化は完了したので、本年度はデータの正確さを一層高めるための資料間照合・点検作業を行い、最終的な分析、及び、分析結果の歴史・社会的意義の考察を行った。その成果は、研究発表欄に記している。第2は、残留日本人と接点をもつ関係者(市民活動家、法律実務家、行政担当者等)へのインタビュー調査である。特に当該新学術領域研究(「和解学-正義ある和解を求めて」)の中で「市民運動班」に配属されたので、市民運動に関するインタビュー調査・資料収集を重点的に実施した。第3は、残留日本人をめぐる「和解の想像」に夜間中学校が果たした役割について歴史的史料の収集・分析を推進した。中国からの引揚者、および、日本に帰国した残留日本人(二世等を含む)の生活や社会諸関係の形成に夜間中学校が果たした役割を、歴史的史料、特に1960年代末から現在に至るそれの中から抽出・整理し、分析を行った。第4は、本研究で得られた知見を、「和解学-正義ある和解を求めて」という新学術領域に明確に位置づけ、具体的には「和解学事典」への執筆、および、『和解学叢書』(第4巻)の分担執筆を行った。これらについては近刊だが、既に双方とも完成原稿を提出済みである。そして第5に、諸学会、学術雑誌での発表以外に、開設したHP(「尊厳ある和解を求めて」)・マスメディア(西日本新聞、神戸新聞、日本経済新聞等)でも研究成果・関連情報を公表・発信した。
|
現在までの達成度 (段落) |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
|
今後の研究の推進方策 |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
|