研究領域 | ソフトクリスタル:高秩序で柔軟な応答系の学理と光機能 |
研究課題/領域番号 |
18H04499
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
西堀 英治 筑波大学, 数理物質系, 教授 (10293672)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2019年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | その場観察 / 放射光 / 粉末X線回折 / 単結晶X線回折 / 放射光X線回折 / 粉末 / 単結晶 / ベイポクロミズム |
研究実績の概要 |
本研究では、溶媒蒸気にさらすなどの微弱な外部刺激によって発光特性などの性質を示す”ソフトクリスタル”と呼ばれる物質群の外部刺激に伴う原子配列レベルの構造変化をSPring-8を用いた放射光X線回折により明らかにすることを目的として、溶媒吸着のオフラインその場観察システムを立ち上げ、放射光を用いた溶媒蒸気下X線回折実験を10種類以上のサンプルについて溶媒を変化させて行うことに成功した。初期段階では、実際の放射光実験で溶媒の蒸気圧の不安定性からの溶媒の液化などいくつかの困難が見られたが、オフライン装置を立ち上げることで、実験条件を放射光実験前に精査し、多くの実験を成功に導くことができた。また、こうした研究を進めることで、溶媒吸着途中の、吸着前、吸着後とは全く異なる結晶相の存在の検出や、さらには、単結晶試料を用いた溶媒吸着実験の試みの部分的な成功など、当初は予測しなかった幅広い研究の展開に成功している。これらの成功を支えるのは、本研究が1年過ぎたところで採択されたSPring-8の粉末X線回折ビームラインのパートナー課題と単結晶X線回折ビームラインの長期利用課題である。これに、10を超える領域内の研究グループとの共同研究が加わることで独創的かつ新規な研究を複数推進することに成功した。これら以外にも、応力発光体の研究や薄膜の小角散乱など幅広い研究を実施することができ、領域全体の研究にも寄与できたと考えられる。さらに、現在でも新しいボールミルを利用した粉砕中のその場観察装置の開発を進めており、今後も関連研究の推進に期待が持てる成果が得られた。
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現在までの達成度 (段落) |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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