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フェロセン環状オリゴマーを鍵とする2次元ソフトクリスタルの創成

公募研究

研究領域ソフトクリスタル:高秩序で柔軟な応答系の学理と光機能
研究課題/領域番号 18H04501
研究種目

新学術領域研究(研究領域提案型)

配分区分補助金
研究機関東京大学

研究代表者

佐藤 弘志  東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (20598586)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2019年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
キーワードフェロセン / ソフトクリスタル / 多孔性 / 薄膜 / 大環状化合物 / 2次元結晶 / 動的機能 / 結晶 / 環状オリゴマー / 2次元結晶
研究実績の概要

機械的に柔軟な2次元ビフェロセン共結晶を発見:これまで、1次元の機械的に柔軟な結晶は、比較的単純な分子を使って微細に詰めたりずらしたりすることを用いて設計・合成されていたため、実現されていませんでした。本研究では、従来のルールにとらわれず、世界で初めて2次元機械的弾性結晶を発見しました。この結晶は、機械的に変形させても等方的な結晶性を維持することができます。ここでは、フェロセンのCp環からの回転、鉄イオンを挟むCpユニット間の曲げ、突出したカルボン酸アームからの曲げという、相補的な柔軟性を持つユニークなカルボン酸修飾型ビフェロセン分子を設計しました。フェロセン分子とグアニジンをMeOH中で共結晶化させると、ビフェ ロセンの柱が無秩序なグアニジンイオンと溶媒によって分離された構造が得られました。これにより、溶媒層からの水素結合の交換によってカラムがスライドするとい う、後天的に付与された柔軟性が発現します。結晶から溶媒を除去すると、ビフェロセン分子の空洞内にグアニジンイオンが表裏一体となって配置され、スライドが可能になります。別途合成したビフェロセン類縁体では、グアニジンイオンを空洞から強制的に追い出すことで、構造を密着した状態に固定し、溶媒層を挿入することができず、結果として柔軟性が失われます。フェロセンオリゴマーを用いることで分子内・分子間の構造柔軟性を拡張することに成功し、新奇機能の創発を実現しました。本研究は、バルク物性において結晶性と構造柔軟性を併せ持つ材料群の設計指針について知見を与えるものです。

現在までの達成度 (段落)

令和元年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

令和元年度が最終年度であるため、記入しない。

報告書

(2件)
  • 2019 実績報告書
  • 2018 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2019

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Design and Synthesis of Multi-Joint Macrocyclic Compounds2019

    • 著者名/発表者名
      Takuya Watanabe, Hiroshi Sato, Takuzo Aida
    • 学会等名
      日本化学会第99春季年会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2021-12-27  

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