研究領域 | ソフトクリスタル:高秩序で柔軟な応答系の学理と光機能 |
研究課題/領域番号 |
20H04659
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
鈴木 康介 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (40595667)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2021年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2020年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 金属酸化物 / ポリオキソメタレート / 触媒 / ナノ材料 / 構造変換 / 磁性 / 光機能 |
研究開始時の研究の概要 |
金属酸化物は、その組成、構造、電子状態、結合様式などに応じて、その物性が多様に変化する。本研究では、「金属酸化物ソフトクリスタル」のコンセプトをさらに展開し、金属酸化物クラスターの精密合成技術を基盤とした材料設計を行うことにより、様々な刺激に応答して構造や物性が顕著に変化する結晶性金属酸化物材料を創製することを目指す。
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研究実績の概要 |
本研究では、金属酸化物クラスターの精密合成技術を基盤とした材料設計を行うことにより、様々な刺激に応答して構造や物性が変化する金属酸化物材料である「金属酸化物ソフトクリスタル」を創製すること目的としている。 研究代表者らはこれまでに金属酸化物ソフトクリスタルの設計に不可欠である金属酸化物クラスターの精密合成法を開発してきたが、複数種の金属を逐次的に配列する合成法においては、合成のステップ数が増えるにつれて検討すべき合成条件(金属種、温度、溶媒、濃度、反応時間等)や結晶化条件が顕著に増加するため、新規構造体を効率的に合成するためには課題があった。今回、自動合成プラットフォームを利用することにより、異種金属を配列した金属酸化物クラスターの液相合成を効率的かつ迅速に行う手法を開発した。特に、本合成法を利用することにより、1分子内に4種類の金属を位置選択的に逐次的に配列した金属酸化物クラスターの合成に成功した。これらの材料が金属配列に依存した単分子磁石特性を示すことを見出し、これまでに開発してきた材料と比較して高い性能を示すことを明らかにした。 また、昨年度に見出した分子状金属酸化物と金属ナノクラスターからなる複合材料の結晶状態での刺激応答性の状態変化において、X線吸収微細構造スペクトルや単結晶X線構造解析等を利用して詳細な解析を行うことにより、外部刺激よる構造と電子状態の変化を明らかにすることに成功した。
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現在までの達成度 (段落) |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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