研究領域 | ソフトクリスタル:高秩序で柔軟な応答系の学理と光機能 |
研究課題/領域番号 |
20H04673
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
立川 貴士 神戸大学, 分子フォトサイエンス研究センター, 准教授 (20432437)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2021年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2020年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 有機無機ペロブスカイト / 1粒子分光 / ナノ粒子 / 外部刺激 / 発光性メカノクロミズム / 光化学 / 構造変化 |
研究開始時の研究の概要 |
1分子蛍光イメージング法は、集団の中に埋もれた中間体を捉えることができる強力な手法である。本手法を、有機無機ペロブスカイトなど、通常の固体結晶では観られない特異な構造柔軟性を有する物質・材料に適用することで、たったひとつの分子やイオン、ドメインがマクロな構造を劇的に変化させ、新しい機能性を発現させるメカニズムを解明する。特に、構造転移が連続的に少しずつ単位格子毎に起こるのか、ドメインなどで協同的に起こるのか、構造ゆらぎは存在するのか、という問いに対し、実験と理論の両面からアプローチする。これらの研究を他の領域メンバーと協働して行うことで、ソフトクリスタルの学理確立と機能導出に貢献する。
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研究実績の概要 |
特定の刺激に応答し、構造・物性・反応性を瞬時に変化させるソフトクリスタルが近年注目されている。一方、これらの多様かつ複雑な振る舞いを支配しているメカニズムに関しては理解が十分に進んでいないのが現状である。そこで本研究では、機械的刺激、光、溶媒蒸気、イオンの添加などの外部刺激によって誘起される有機・無機材料の構造-発光変化をその場観測できる1分子(1粒子)蛍光顕微鏡システムを開発し、反応ダイナミクスの解析に応用した。 有機無機ペロブスカイトは次世代の太陽電池や発光デバイスへの応用が期待されている。本研究では、ハロゲン混合型ペロブスカイトナノ粒子における光誘起構造-発光変化などを単一粒子レベルでin-situ観測し、その機構の一端を明らかにした。特に、構造変換過程を速度論的および熱力学的に特徴付けるとともに、表面欠陥が局所的な構造変化の制御因子のひとつであることを見出した。 機械刺激、蒸気、温度、磁場、電圧などの外部刺激の下、1粒子レベルで蛍光観測ができるシステムを新たに構築した。特に、機械的刺激や有機溶媒蒸気への暴露によって起こる構造転移や発光特性変化に着目し、学外研究者との共同研究を行った。さらに、電子ドナー、アクセプター、トラップ・発光分子からなる有機ブレンド膜において、有機材料系では初めてとなる輝尽発光(PSL)の観測に成功した。また、磁場効果の観測から、長寿命電荷分離状態が重要な反応中間体として存在することを明らかにした。
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現在までの達成度 (段落) |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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