研究領域 | 高速分子動画法によるタンパク質非平衡状態構造解析と分子制御への応用 |
研究課題/領域番号 |
19H05776
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
複合領域
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
岩田 想 京都大学, 医学研究科, 教授 (60452330)
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研究期間 (年度) |
2019-06-28 – 2024-03-31
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キーワード | 構造生物学 / 計算科学 / ケミカルバイオロジー / ビームラインテクノロジー / 光薬理学 / 光遺伝学 / 分光学 / 動的構造解析 |
研究成果の概要 |
より多くの生体高分子観察に適用できる普遍的な方法として確立するためビームラインのエンジニアリング、タンパク質工学、ケミカルバイオロジーなどの技術を最大限に活用し「高速分子動画」法から制限をできるだけ取り除くことを行った。この結果、視覚ロドプシンやDNAフォトリアーゼなどの新しいタンパク質の高速分子動画を得ることに成功した。さらに実際に観察された「高速分子動画」を計算科学や分光学の手法を用いて定量的、理論的に解析し報告した。またこの結果を元にタンパク質を制御できる新規化合物などの開発を行い、その性質についての評価を行った。またこれらの成果を報告・討論するための国際シンポジウムを開催した。
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自由記述の分野 |
構造生物学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本領域は単にタンパク質の分子動画を撮るだけではなく、タンパク質のダイナミックスを理解し、それに基づき新しい機能性タンパク質やタンパク質の機能を制御できる化合物を創生できる可能性を示した。今後は実際に光遺伝学に使える新規機能タンパク質や光薬理学に使えるツールを開発し、それらを基礎研究や臨床研究そして実際の治療法や新規薬物の開発につなげていきたい。
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