研究領域 | 機能コアの材料科学 |
研究課題/領域番号 |
19H05785
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
松永 克志 名古屋大学, 工学研究科, 教授 (20334310)
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研究分担者 |
阿部 真之 大阪大学, 基礎工学研究科, 教授 (00362666)
遊佐 斉 国立研究開発法人物質・材料研究機構, 機能性材料研究拠点, グループリーダー (10343865)
柴田 直哉 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 教授 (10376501)
平山 雅章 東京工業大学, 物質理工学院, 教授 (30531165)
溝口 照康 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (70422334)
太田 裕道 北海道大学, 電子科学研究所, 教授 (80372530)
北岡 諭 一般財団法人ファインセラミックスセンター, その他部局等, 主幹研究員 (80416198)
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研究期間 (年度) |
2019-06-28 – 2024-03-31
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キーワード | 結晶欠陥 / 電子構造 / 原子レベル構造 |
研究実績の概要 |
本領域研究では、世界最高水準の電子状態計算、モデル実験、ナノ計測を三本柱とし、機能材料、エネルギー材料、構造材料分野で高い研究業績を上げている研究者らと一体になって、機能コアの概念に立脚した新しい材料科学の学理を構築する。総括班ではこの領域の目的を達成するため、以下のような活動を行った。 1)総括班会議開催による研究領域の全体的な研究方針策定を行った。2020年6月19日および2021年3月8日に総括班会議を開催し、本領域の研究進捗状況について議論した。また、領域全体会議のオンライン版として「遠隔連携会議」を計6回実施した。第1期公募研究・研究代表者が、これまでの研究実績や本領域での研究内容について発表し、領域研究者との連携研究を検討した。 2)連携研究および設備有効利用の促進のため設置している、計算解析センター、ナノ計測センター、モデル試料センターについて運営状況の確認や今後の方針策定を行った。 3)若手育成支援としてオンラインでの若手の会(若手コラボツアー)を実施した。本年度は、名古屋大学、東京大学、物質材料研究機構が世話役となった。 4)成果公表活動として、2021年3月8日に2020年度公開シンポジウムを開催した。さらに、日本金属学会と日本セラミックス協会において公募シンポジウムを2件主催するとともに、その他研究会を1件共催し、機能コアのコンセプトを広く公表・周知した。 5)アウトリーチ活動として、2020年10月17日に名古屋大学で開催された「テクノフェア名大」で本領域のオンラインブース展示を行い、一般も含む参加者に広く本領域のコンセプトを周知した。また、名古屋大学オープンキャンパスおよび名古屋大学オープンレクチャーにて、結晶欠陥に関するオンライン講義を行い、高校生を中心とした世代に本領域研究の紹介を行った。またSNSを活用した本領域の情報発信にも着手した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本年度においては、以下のことを実施した。 1) 研究領域の全体的な研究方針の策定:総括班会議を2回開催し、研究者間で研究・運営方針を共有するとともに、本領域研究がすでに学術的に先導している部分、もしくは今後さらに強化・補充していくべき部分を明らかにし、総括班研究分担者でもある各計画研究班代表者に助言・指導を与えた。また、領域全体会議のオンライン版として「遠隔連携会議」を実施した。第1期公募研究・研究代表者と領域研究者との連携研究を検討した。 2) 連携研究および設備有効利用の促進:本領域研究の3つの核心的技術要素である、計算解析センター、ナノ計測センター、モデル試料センターを設置し、体制作りおよび運営方針策定を行った。 3) 若手相互派遣による人材育成・国際活動支援:若手育成のための活動として、学生や若手研究者が主催するオンラインでの研究会(若手の会)を計3回実施した。 4) 公開シンポジウム等の成果公表活動:2021年3月8日に2020年度公開シンポジウムを開催し、本新学術領域研究の今年度成果を報告するとともに、領域メンバーとともに今後の研究計画について討論・意見交換した。また国内学会・研究会では、公募シンポジウムを2件主催、研究会を1件共催し、機能コアのコンセプトを広く公表・周知した。 5) アウトリーチ活動:計3件の一般向けの模擬講義等を実施し、一般も含む参加者に広く本領域のコンセプトを周知した。また、本領域のYouTubeチャンネルおよびTwitterを開設し、SNSによる情報発信にも着手した。 以上は当初から予定していた活動である。新型コロナ感染拡大の影響で、国内外での研究者交流は実施できない状況が続いているが、それ以外はおおむね順調に進展しているといえる。
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今後の研究の推進方策 |
次年度も継続して、領域内運営を円滑に進めるべく総括班活動を行う。一方で、新型コロナウイルス感染拡大の影響があるため、総括班会議を含めた活動をオンラインで実施する等、可能な限り領域運営や連携研究が円滑に進むように配慮する。現在計画中の総括班関連活動・イベントは、以下の通りである。 1) 総括班会議、2) 領域全体会議(領域研究の最新トピックスに関する発表と連携研究の促進を目的とする)、3) 公開シンポジウム、4) 領域内の院生・若手研究者を対象とした若手の会(若手コラボツアー)、5) 国内学会での公募シンポジウム(日本金属学会)、6)「テクノフェア名大」およびYouTube上でのアウトリーチ活動。
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