研究領域 | ゲノムアダプテーションのシステム的理解 |
研究課題/領域番号 |
22125001
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
篠原 彰 大阪大学, 蛋白質研究所, 教授 (00252578)
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研究分担者 |
岩崎 博史 東京工業大学, 生命理工, 教授 (60232659)
伊藤 武彦 東京工業大学, 生命理工, 教授 (90501106)
白髭 克彦 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (90273854)
石井 俊輔 独立行政法人理化学研究所, 石井分子遺伝学研究室, 主任研究員 (00124785)
石井 浩二郎 大阪大学, 生命機能研究科, 特任准教授 (40360276)
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キーワード | 染色体 / 相同組換え / 減数分裂 / シナプトネマ複合体 |
研究概要 |
本領域研究において、異分野の研究者が十分な連携の元で研究を推進するために、総括班の役割は非常に重要となる。昨年に引き続き、本研究領域の効率的かつ効果的推進に必要な環境整備、情報収集、広報活動を積極的に行なった。本領域研究の基盤技術となるChIP-Seq、生物個体の高速DNA塩基配列、SNP配列決定法がある。この技術開発のため、最新の性能を持つ次世代DNAシークエンサ、Solid HQ(ABI社)を総括班で22年末にレンタルという形で、東大分生研に導入し、本年度に本格的に運用を始めた。すでに東工大で伊藤が運用しているシークエンサを含め,複数の次世代DNAシークエンサを平行運用することにより、それぞれの長所を生かし、迅速、かつ効率良く本領域の班員が必要とする解析、測定基盤が整備し、複数の共同研究が複数実施されている(計画班では石井、岡田、井澤、岩崎が伊藤、白髭と組んで共同研究を行っている)。さらに、公募班メンバーとの計画も進んでいる。 各計画研究と公募研究の統括、評価を行うため、班会議を平成23年8月30、31日に札幌で開催した、領域の研究の方向性の確認とそれぞれの研究の進捗状況について議論し,4名の評価委員から現状についての評価を受けた。また、国内の3つの会議(染色体ワークショップ、DNA複製、組換えワークショップ、核、クロマチンワークショップ)を支援した。広報活動の一環として、大型予算の社会還元を目指し、関連分野を含めライフサイエンスの普及を行うため、高等学校への出前講義を行う形態を模索し、班員全体で10回の出前講義を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
次世代DNAシークエンサによる共同研究が複数進行している。
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今後の研究の推進方策 |
次世代DNAシークエンサによる共同研究をより積極的に増やす方策を講じる必要がある。具体的には研究の分担性を導入する。まあ、社会への還元事業として、高校への出前講義の回数を増やしたいが、そのためには高校教員とのネットワークを地道に組上げる必要がある。
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