総括班
平成22年度に開始した本領域研究は26年度が最終年度にあたる。本新学術領域の研究の進展を図ると共に、研究成果をまとめることが大切になる。特に、異分野の研究者が十分な連携の元で研究を推進した成果をまとめため、総括班が非常に重要な役割を担っている。過去4年間に引き続き、26年度も、本研究領域の効率的かつ効果的推進に必要な環境整備、情報収集、広報活動を積極的に行なった。本領域研究の基盤技術となるChIP-Seq、高速DNA塩基配列、SNP配列決定法があり、最新の性能を持つ次世代DNAシークエンサ、Solid HQ(ABI社)を総括班で22年末にレンタルという形で、東大分生研に導入し、その後順調に共同研究などを通して運用して、数多くの業績が上がっている。また、東工大で伊藤が運用しているシークエンサを含め,複数の次世代DNAシークエンサを平行運用することにより、それぞれの長所を生かし、迅速かつ効率良く本領域の班員が必要とする解析、測定基盤(特に解析ツールの開発)を整備し、複数の共同研究が実施されて、そのいくつかに関しては革新的な成果も生まれている。(計画班では石井、岡田、井澤、岩崎が伊藤、白髭と組み、共同研究を行っている)。各計画研究と公募研究の統括、評価と最終年度の取りまとめを行うため、班会議を平成25年4月3日から15日に東京工業大学で開催した、領域の研究の方向性の確認とそれぞれの研究の進捗状況について議論し,3名の評価委員から研究内容に関しては、全体的に順当に進捗しているという評価を受けた。また、国内の3つの会議、第9回3R(DNA replication, recombination & repair)meetingー国際会議ーを支援し、関連分野を支援した。広報活動の一環として、高等学校へのライフサイエンスの出前講義を行う形で、班員全体で13回の出前講義を行った。
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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すべて 雑誌論文 (8件) (うち査読あり 8件、 謝辞記載あり 8件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (5件) (うち招待講演 5件) 備考 (1件)
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