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2019 年度 研究成果報告書

霊長類・げっ歯類モデルでの脳深部振動と運動制御

計画研究

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研究領域非線形発振現象を基盤としたヒューマンネイチャーの理解
研究課題/領域番号 15H05873
研究種目

新学術領域研究(研究領域提案型)

配分区分補助金
審査区分 複合領域
研究機関生理学研究所

研究代表者

南部 篤  生理学研究所, システム脳科学研究領域, 教授 (80180553)

研究期間 (年度) 2015-06-29 – 2020-03-31
キーワード脳・神経 / 脳神経疾患 / ソフトコンピューティング / 神経科学 / 生理学
研究成果の概要

脳には様々な発振活動があり、それらを利用、制御することによって情報処理を行っている。逆に、異常な発振活動や神経情報伝達は、様々な精神・神経疾患の病態を引き起こしている。大脳基底核をはじめとする脳深部の発振活動と脳機能との関連、また神経疾患の病態との関連を明らかにすることを目的として、霊長類、げっ歯類モデルを用いて以下の研究を行った。(1)大脳基底核による運動制御と発振、神経情報伝達:大脳皮質から大脳基底核への情報処理について、体部位局在や周辺興奮・中心抑制などについて明らかにした。(2)大脳基底核疾患の病態生理と発振:パーキンソン病やジスキネジアの病態生理に関して調べた。

自由記述の分野

神経生理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

精神・神経疾患の病態も神経情報の異常な流れから解釈しようというネットワーク病という考えも、根付いてきたように思う。とくにパーキンソン病やジスキネジアの病態理解をネットワーク病という概念で理解することができた。また、それをもとに特定の経路を操作することで、これら疾患の治療法に関するヒントも得られた。これら治療法に関して、今後、ヒトへの応用に向けて、サルなどを用いた動物実験による検証を行いたい。

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公開日: 2021-02-19  

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