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2022 年度 研究成果報告書

規範とアイデンティティ:社会的紐帯とナショナリズムの間

計画研究

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研究領域グローバル秩序の溶解と新しい危機を超えて:関係性中心の融合型人文社会科学の確立
研究課題/領域番号 16H06549
研究種目

新学術領域研究(研究領域提案型)

配分区分補助金
審査区分 人文・社会系
研究機関千葉大学

研究代表者

酒井 啓子  千葉大学, 大学院社会科学研究院, 教授 (40401442)

研究分担者 山本 薫  慶應義塾大学, 総合政策学部(藤沢), 講師 (10431967)
後藤 絵美  東京大学, 日本・アジアに関する教育研究ネットワーク, 特任准教授 (10633050)
帯谷 知可  京都大学, 東南アジア地域研究研究所, 准教授 (30233612)
小林 正弥  千葉大学, 大学院社会科学研究院, 教授 (60186773)
福田 宏  成城大学, 法学部, 准教授 (60312336)
佐川 徹  慶應義塾大学, 文学部(三田), 准教授 (70613579)
宮地 隆廣  東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (80580745)
研究期間 (年度) 2016-06-30 – 2021-03-31
キーワード地域研究 / 社会運動 / ナショナリズム / シンボル
研究成果の概要

新学術領域研究「グローバル関係学」で計画研究B01「規範とアイデンティティ」を担当する本研究課題は、ナショナルないしサブナショナルな関係性が、文化や社会運動のなかで表出される絵、音楽や映像、旗や服装、パフォーマンスなどの非言語的象徴を通じて浮き彫りにされることに着目し、これらの分析を通じて共同体内部における関係性を可視化することを試みた。その成果は、岩波書店「グローバル関係学」シリーズの第五巻「見えない関係を見せる」および第七巻「ローカルとグローバルを結ぶ」の一部として2020年度に出版された。

自由記述の分野

地域研究、国際関係論

研究成果の学術的意義や社会的意義

近代社会科学においては個と思考が基本で、関係性と感情は前近代的とみなされてきた。しかし、「グローバル関係学」の必要性を促した21世紀的「新しいグローバルな危機」の出現により、感情や不可視的なものへの関心が高まった。本計画研究は非文字文化を対象にさまざまな異なるアプローチでみえない感情を浮き彫りにし、地域研究的手法の意義を再認識するものとなっている。領域全体は、地域研究コンソーシアム研究企画賞を受賞したが、そこでは「「みえていないものをみる」地域研究の強みをさらに強化しようとする試みを示し…地域研究の研究にも大きなインパクトをもたらした」との評価を得た。

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公開日: 2024-01-30  

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