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2020 年度 研究成果報告書

ユビキチン化による炎症・免疫シグナルの時空間制御とその数理シミュレーション

計画研究

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研究領域数理解析に基づく生体シグナル伝達システムの統合的理解
研究課題/領域番号 16H06575
研究種目

新学術領域研究(研究領域提案型)

配分区分補助金
審査区分 複合領域
研究機関東京大学

研究代表者

井上 純一郎  東京大学, 医科学研究所, 特任研究員 (70176428)

研究分担者 徳永 文稔  大阪市立大学, 大学院医学研究科, 教授 (00212069)
山本 瑞生  東京大学, 医科学研究所, 特任講師 (90750365)
研究期間 (年度) 2016-06-30 – 2021-03-31
キーワードシグナル伝達 / 数理モデル / 炎症 / 免疫 / ユビキチン / 白血病 / 乳がん
研究成果の概要

遺伝子の発現を制御する転写因子NF-kBの働きは、人間が健康を維持するために、厳密に制御されている。この制御には、ユビキチンが鎖状に繋がった足場で複数のNF-kB活性化タンパク質が協調的に働くことが必要である。本研究では、足場と活性化タンパク質の複雑な動態を時間や細胞内空間を考慮して数理科学を用いてシミュレーションすることに成功し、新たなNF-kBの制御メカニズムを提唱しました。また、NF-kB活性化異常が原因となる白血病や神経疾患の発症、乳がんの悪性化の新たなメカニズムを明らかにしました

自由記述の分野

細胞内シグナル伝達

研究成果の学術的意義や社会的意義

転写因子NF-kBの活性化は、その強さ、継続時間、周期性という点で、活性化を誘導する刺激や細胞によって異なり、その違いが誘導する標的遺伝子の種類を変化させることから、本研究の成果である活性化動態の数理シミュレーションはNF-kB活性化が誘導する多様な生命現象の理解に大きく貢献する。また、白血病や神経疾患の発症、乳がんの悪性化の原因となるNF-kB活性化異常の新たなメカニズムの解明は、治療薬の開発に繋がる重要な成果と考えられる。

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公開日: 2022-01-27  

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