• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2022 年度 研究成果報告書

プロテオミクスをベースにした化学シグナル解析技術開発

計画研究

  • PDF
研究領域化学コミュニケーションのフロンティア
研究課題/領域番号 17H06412
研究種目

新学術領域研究(研究領域提案型)

配分区分補助金
審査区分 理工系
研究機関国立研究開発法人理化学研究所

研究代表者

長田 裕之  国立研究開発法人理化学研究所, 環境資源科学研究センター, ユニットリーダー (80160836)

研究期間 (年度) 2017-06-30 – 2022-03-31
キーワードプロテオミクス / 生理活性物質 / 標的同定
研究成果の概要

ChemProteoBaseの高度化を目的に、既存薬剤のプロテオームデータを取得してデータベースを拡充するとともに、パスウェイ解析やキーワード解析ができる新たなツールを開発した。また、ChemProteoBaseのシステム・データベースを活用して、2次元電気泳動法とセルサーマルシフトアッセイを組み合わせた新たな薬剤標的同定直接法2DE-CETSAを開発した。がん細胞の代謝機構を標的とした生物活性リガンドのスクリーニングを実施し、NPD10084がPKM2を標的とすることを明らかにした。そのほか、新規ながん代謝阻害化合物を見出し、標的を明らかにするとともに、天然から多数の新規活性物質を見出した。

自由記述の分野

ケミカルバイオロジー

研究成果の学術的意義や社会的意義

有用な生物活性リガンドが利用されるためには、その標的分子が明らかであることが必要である。これらには表現型スクリーニングで得られた化合物も多く、酵素阻害剤などのように目的とする分子が想定された化合物とは異なり、標的分子を同定することは必ずしも容易ではない。薬剤標的を直接法(2DE-CETSA)と間接法(ChemProteoBase)の双方を用いてプロテオームワイドに解析できる独自のケモプロテオミクス基盤は、生物活性リガンドの標的同定を加速させるとともに、本プロジェクトで見出された新規生物活性物質は、今後バイオプローブや医薬品等の開発に貢献することが期待される。

URL: 

公開日: 2024-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi