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2023 年度 研究成果報告書

減数分裂における高次クロマチン構造の確立機構の解明

計画研究

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研究領域多様かつ堅牢な細胞形質を支える非ゲノム情報複製機構
研究課題/領域番号 19H05743
研究種目

新学術領域研究(研究領域提案型)

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関熊本大学

研究代表者

石黒 啓一郎  熊本大学, 発生医学研究所, 教授 (30508114)

研究期間 (年度) 2019-06-28 – 2024-03-31
キーワード減数分裂 / 細胞周期 / クロマチン / 染色体
研究成果の概要

マウス生殖細胞より体細胞分裂から減数分裂へのスイッチとして働く新規の因子MEIOSINを同定した。MEIOSINを欠損させた生殖細胞は、減数分裂を開始できずに雄雌ともに精巣・卵巣の萎縮を伴って不妊となることが判明した。またMEIOSINによって直接制御される遺伝子の中から、多くの未解析遺伝子が含まれることが判明した。これらの遺伝子破壊マウスの解析から、減数分裂に必須の役割を果たす複数の新規の因子の同定に成功した。

自由記述の分野

発生生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

長年の懸案とされていた減数分裂の開始機構の解明に大いにインパクトを与える学術的成果をもたらした。さらに、体細胞分裂と減数分裂の違いを生み出す染色体構造の構築メカニズムの解明に突破口を拓いた点で国際的にもインパクトの高い重要な成果が得られた。本研究により減数分裂開始因子の親玉を押さえたことで体細胞分裂と減数分裂との本質的な違いを決定付けるメカニズムの全容解明に向けて、国際的にも圧倒的に有利な状況で今後の研究を推進できる体制を築くことができた。

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公開日: 2025-01-30  

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