研究領域 | 生涯学の創出-超高齢社会における発達・加齢観の刷新 |
研究課題/領域番号 |
20H05804
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
筒井 淳也 立命館大学, 産業社会学部, 教授 (90321025)
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研究分担者 |
菊澤 佐江子 法政大学, 社会学部, 教授 (70327154)
田中 慶子 慶應義塾大学, 経済学部(三田), 特任准教授 (50470109)
竹内 麻貴 山形大学, 人文社会科学部, 准教授 (70802106)
渡邉 大輔 成蹊大学, 文学部, 准教授 (20629761)
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研究期間 (年度) |
2020-11-19 – 2025-03-31
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キーワード | 家族調査 / 高齢化 / 社会参加 |
研究実績の概要 |
2020年度は研究計画初年度であり、採択・研究費執行開始のタイミングも遅れ、領域総括班における計画方針の立案と確認が2020/11/25、領域全体のキックオフミーティングが2021/1/23となった。そのため本計画研究班(B01班)でも一部研究資金を次年度に繰越つつ、活動内容は絞って行わざるを得なかった。キックオフミーティングでは、社会学班の研究目的と方法があらためて共有された。B01班については、「「生涯観の刷新」のための条件である高年期の社会参加の条件を探索する」という目的のもと、「社会調査(量的サーベイ)、層化多段無作為抽出・郵送留置」が方法として予定されていることが共有された。
そのなかでも、2021/2/5に本計画研究班でミーティングを開催し、年次ごとの計画や調査デザインを共有することはできた。 2022年度に調査票や調査デザインの作成開始、 2023年度に本調査、2024年度に報告書作成という流れを確認し、さらに2023年度の本調査を全国家族調査(NFRJ)と連携させることで調査コストや調査設問の妥当性を確保すること、そのために必要な研究分担協力体制を構築することなどが決められた。具体的には、本調査をNFRJ-S23として位置づけつつ、家族関係や介護経験についての調査項目の実績のあるNFRJの調査票を一部参照する可能性について検討を行った。
2021/2/23には、本計画研究班に所属する渡邉大輔による研究報告も行い、B01班における「生涯学」への独自の貢献のあり方について、議論を深めることができた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
5年間にわたる計画研究において、その流れ、特にどのタイミングで、どういったデザインにおいて調査を行うのか、そのための体制をどう構築するのか、といったことを共有できた。 本計画研究が参加する領域(全体)のなかでの位置づけを、領域総括班のミーティングにおいて確認することができた。 領域全体のテーマである「生涯観」についての予備的な調査を行うことも考えられていたが、これは次年度移行に先延ばしになった。
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今後の研究の推進方策 |
本年度におけるミーティングにおいて、本調査の実査は2023年度(計画4年目)の終わり(2024年1月から2月)であることが確認された。このための準備として、研究会を開催することで、何が高齢期の社会参加において障害になっているのか、またそれが社会変化においてどのように変わってきたのかを把握することが必要である。計画2年目においては、このような取り組みの中で研究課題をさらに明確にすることが目指される。
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