計画研究
リソソームの機能亢進が動物の寿命延伸につながることが報告され、リソソームを起点としたシグナル(ポストリソソームシグナル)の寿命制御における関与が示唆されているが、その実体・作用機序は不明である。本研究では寿命制御に関わる新たなポストリソソームシグナルを同定し、その作用機序を解明する。本年度は、線虫を用いてリソソーム生合成のマスター転写因子TFEB/HLH-30の働きに依存して変動し、寿命制御に関わる新たな因子の探索を解析した。また、TFEB/HLH-30に寄らずにリソソーム機能を変化させた際の下流因子探索も並行して進めている。個体寿命のみならず生殖寿命についてもこれら因子がどのように影響を与えるか解析を進めている。
2: おおむね順調に進展している
リソソーム機能を変化させた個体を用いた複数のオミックス解析を領域内共同研究で開始し、一部について既に結果を得ている。
領域内共同研究によるオミックス解析は来年度も継続する。得られた候補が実際にリソソーム由来のシグナルであるかを調べつつ、個体寿命や生殖寿命を指標としたスクリーニングにより新規ポストリソソームシグナルの同定を目指す。
すべて 2022
すべて 雑誌論文 (7件) (うち査読あり 6件、 オープンアクセス 3件) 図書 (1件)
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