研究成果の概要 |
TFEBとは独立してオートファジー・リソソーム分解系を制御する転写因子MML-1の神経系を起点とした寿命制御のネットワークを明らかにした。MML-1の神経系での働きが、他組織のオートファジー活性化に必須であり、これが生殖細胞除去に伴う寿命延長に重要な働きを持つことが分かった(Shioda et al., PNAS, 2023)。TFEBの下流で働く新たな因子としてヘキソキナーゼファミリーに属するHKDC1を同定し、これがミトコンドリアとリソソームのコンタクトサイトの形成を介して両オルガネラの恒常性維持や老化の抑制に必須な働きを持つことを発見した(Cui et al., PNAS, 2024)。
|