計画研究
これまでの現生狩猟採集民の現地調査のとりまとめを行い,狩猟採集民に見られる学習の特徴を解明した。1)狩猟採集民の子どもの養育・発達と学習行動の実態を世界各地の現地調査によって実証的に解明した。2)狩猟採集民の乳幼児期〜中期子ども期における想像力,創造性,象徴遊び,心の理論,認知的柔軟性,レジリエンス,共有志向性等の心的能力の発達を実証的研究により解明した。3)狩猟採集民における思春期スパート・学習行動の発達・社会行動の拡大の実態を解明した。4)子どもにおける自発的な観察学習・参加学習・型学習等の重要な社会学習の特性を解明した。5)新人の学習において非言語的な相互行為として行われる教示行動の実態を解明した。6)心の理論(マインドリーディング)・メタ認知とメタ学習などの認知能力の発達ならびに自由と自立を育む社会的環境が狩猟採集民の子どもの学習行動を支えていることを解明した。7)自発的な観察学習・参加型学習・ヒト特有の型学習等の社会学習が,後の創造的行動の発達に大きく影響を与えることを解明した。8)狩猟採集民の文化創造における革新者と追随者との相互依存関係の重要性を実証的観点から解明した。9)新人では他人から学ぶのみならず,他人の制作物や自然物から直接学ぶ技術が発達していることを明らかにした。10)狩猟採集民の自然界への深い関心と自然界での学習行動が創造的行為と結びつく学習モデルを作成した。11)旧人と新人の成長速度曲線に基づくライフステージの相違と栄養生態・生存戦略の相違に基づく交替劇成立のモデルを作成した。12)新人における高次の学習能力として,いったん習得した文化複合を客体化して解体した後,新たな次元で再構築する能力を解明した。13)新人における高次の学習能力として,いったん習得した文化複合を客体化して解体した後,新たな次元で再構築する能力を解明した。
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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すべて 雑誌論文 (23件) (うち謝辞記載あり 12件、 査読あり 9件、 オープンアクセス 4件) 学会発表 (17件) (うち招待講演 4件) 図書 (9件) 備考 (1件)
交替劇 A-02班 研究報告書
巻: 5 ページ: 1-18
巻: 5 ページ: 19-38
巻: 5 ページ: 39-44
巻: 5 ページ: 45-52
巻: 5 ページ: 81-86
巻: 5 ページ: 71-76
巻: 5 ページ: 77-80
ネアンデルタールとサピエンスの交替劇:脳の成長・成熟およびロコモーションのエネルギー効率の視座から
巻: 5 ページ: 87-92
巻: 5 ページ: 53-62
子どもの狩猟参加を構造化する周囲の協力─カメルーン狩猟採集民バカ・ピグミーの事例
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African Study Monographs, Supplementary Issue
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名古屋学院大学論集(人文・自然科学篇)
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乳幼児医学・心理学研究
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生態人類学会ニュースレター
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巻: 14 ページ: 5-32
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巻: 30 ページ: 141-160
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