研究領域 | 血管ー神経ワイヤリングにおける相互依存性の成立機構 |
研究課題/領域番号 |
22122005
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 神戸大学 (2013-2014) 独立行政法人理化学研究所 (2010-2012) |
研究代表者 |
榎本 秀樹 神戸大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (00360511)
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連携研究者 |
上坂 敏弘 神戸大学, 大学院医学研究科, 講師 (90304451)
伊藤 圭祐 神戸大学, 大学院医学研究科, 助教 (10575468)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2015-03-31
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キーワード | 神経発生 / 細胞移動 / 血管発生 / 神経堤細胞 / 神経前駆細胞 / 腸管神経系 / ヒルシュスプルング病 / イメージング |
研究成果の概要 |
本研究では、腸管神経系発生過程における神経-血管相互作用を細胞・分子レベルで解析した。マウスの腸管神経前駆細胞および血管を可視化し、生体イメージングを行うことにより、腸管神経系発生過程における細胞の振る舞いを観察した。その結果、発生過程で腸管がループ状に並ぶ時期に、血管(腸間膜)を足場に小腸から大腸へ「近道移動」する神経前駆細胞を発見した。「近道移動」する細胞は大腸の神経系の主要な細胞源であり、近道移動の障害がヒルシュスプルング病(先天性の腸管神経欠損)を誘導する可能性を突き止めた。また、「近道移動」を誘導するシグナルの一つは大腸壁に発現する神経栄養因子GDNFであることを発見した。
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自由記述の分野 |
神経発生、神経病理
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