研究代表者らが独自に有する正常腸管上皮培養法を展開することにより、腸上皮幹細胞やその娘細胞を可視化する技術としてレンチウィルスを用いた幹細胞標識法や遺伝子改変マウスを利用した特定の娘細胞系譜の可視化に関する技術を確立した。また、腸管特異的機能に関する生物学的活性を簡便かつ定量的に測定可能な評価系としてP-glycoproteinの基質輸送を可視化・定量する系に加え、体液調節機能(水・電解質調節機能)についても定量的な測定系を確立した。腸管上皮幹細胞の増殖・分化を制御する天然物リガンドのスクリーニング系としてA02班の石橋教授との共同研究を通じ、Notch受容体経路の活性測定系を確立した。
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