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2018 年度 研究成果報告書

新興国における経済発展経路の国際比較

計画研究

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研究領域新興国の政治と経済発展の相互作用パターンの解明
研究課題/領域番号 25101005
研究種目

新学術領域研究(研究領域提案型)

配分区分補助金
審査区分 人文・社会系
研究機関総合地球環境学研究所 (2017-2018)
政策研究大学院大学 (2013-2016)

研究代表者

杉原 薫  総合地球環境学研究所, 研究部, 特任教授 (60117950)

研究分担者 神田 さやこ  慶應義塾大学, 経済学部(三田), 教授 (00296732)
久保 亨  信州大学, 人文学部, 特任教授 (10143520)
谷本 雅之  東京大学, 大学院経済学研究科(経済学部), 教授 (10197535)
脇村 孝平  大阪市立大学, 大学院経済学研究科, 教授 (30230931)
田辺 明生  東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (30262215)
太田 淳  慶應義塾大学, 経済学部(三田), 准教授 (50634375)
城山 智子  東京大学, 大学院経済学研究科(経済学部), 教授 (60281763)
島田 竜登  東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 准教授 (80435106)
岡崎 哲二  東京大学, 大学院経済学研究科(経済学部), 教授 (90183029)
小堀 聡  名古屋大学, 経済学研究科, 准教授 (90456583)
研究協力者 小林 篤史  
研究期間 (年度) 2013-06-28 – 2018-03-31
キーワード新興国 / 発展経路 / 経済史 / アジア / グローバルヒストリー / 発展径路
研究成果の概要

本研究計画では、従来の先進国中心の単線的な歴史理解を相対化し、新興国にも長期の経済発展径路が存在したのではないかという仮説を検討した。植民地化を経験した南アジア、東南アジアにおいても、東アジアに比肩しうる発展径路が存在したのではないかという比較史的な視点から、これらの地域が交易をつうじてローカルな資源の制約を克服してきたこと、ただし、水やバイオマス・エネルギーのように、地域を超えた調整がむずかしいものが、生活水準の上昇や人口増加が急速に起こったときの制約条件になりがちであったことなど、政治的な変化を超えた径路依存性の存在を明らかにした。

自由記述の分野

経済史

研究成果の学術的意義や社会的意義

過去四半世紀のあいだ、先進工業国の経済的停滞のなかで、中国や南アジアの人口稠密地域を含むいくつかの新興国で高い経済成長率が持続されてきたのはなぜか。欧米や日本の工業化の歴史と、そこで起きた技術・制度の革新の画期性を踏まえて、この問いに学術的な回答を与えることは、21世紀における国際秩序の動向を見極めるうえできわめて重要である。本研究は新興国が資源制約をいかに乗り越えようとしたか、そこにはどのような制約があったかについて、比較史的な見取り図を提供する。

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公開日: 2020-03-30  

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