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2018 年度 研究成果報告書

放射光X線を用いたπ造形システムの構造物性

計画研究

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研究領域π造形科学: 電子と構造のダイナミズム制御による新機能創出
研究課題/領域番号 26102014
研究種目

新学術領域研究(研究領域提案型)

配分区分補助金
審査区分 理工系
研究機関大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構

研究代表者

足立 伸一  大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 物質構造科学研究所, 教授 (60260220)

研究協力者 熊井 玲児  
研究期間 (年度) 2014-07-10 – 2019-03-31
キーワード放射光X線 / 精密構造解析 / 外場下構造解析 / 時間分解構造解析
研究成果の概要

我々の研究グループは、π電子系からなる分子集合体の精密構造解析、外場下構造解析、時分割回折実験を通じて、その物性の発現機構を構造的見地から明らかにすることを目的とした。本新学術領域内外の研究グループと広く連携し、対象となる物質群の原子スケールの構造を放射光X線を用いて計測することにより、その静的・動的な特性の評価を行なった。その結果、トリフェニレン誘導体の自己集合体、自発的に折り畳まれるポリマー材料といった新規有機材料について、構造的見地からその物性の発現機構を解釈することに成功した。

自由記述の分野

物理化学

研究成果の学術的意義や社会的意義

多様な機能を発現するπ系分子は、基礎化学はもとより、物質科学から生命科学に至る広い分野において、極めて重要な役割を果たしてきた。白川らによる導電性高分子の発見や、それに続く有機電子デバイスへの応用は、その最たる例である。このようなπ系分子が、単独もしくは集合体としてユニークな機能を発現する仕組みを理解するためには、原子レベルでの構造およびその動的な性質を知ることが不可欠となるのは言うまでもない。本研究課題では、放射光X線を用いて新規有機材料の原子レベルの構造を解析し、構造的見地からその機能発現機構の理解を進め、新たな機能を有するπ系有機材料開発への指針を示したことに意義がある。

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公開日: 2020-03-30  

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