研究領域 | 高次複合光応答分子システムの開拓と学理の構築 |
研究課題/領域番号 |
26107007
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
前田 大光 立命館大学, 生命科学部, 教授 (80388115)
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研究分担者 |
山門 陵平 山形大学, 大学院有機材料システム研究科, 助教 (90735549)
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研究協力者 |
羽毛田 洋平
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研究期間 (年度) |
2014-07-10 – 2019-03-31
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キーワード | π電子系 / イオン会合 / 分子集合化 / 光応答性 |
研究成果の概要 |
イオンペア集合体の利点として、相反する電荷種にそれぞれ異なる機能性を付与することができ、また置換基の導入によってイオンペアの集合化形態や電子状態の変調が可能となる。イオンペアの集合化形態を制御する戦略として、外部刺激によって形状を変調する構成ユニットの導入が挙げられる。そのため、われわれは光応答性π電子系イオンを設計・合成し、それらを適切に組み込んだイオンペア集合体の創製によって、集合体構造や電子物性の光駆動による制御を検討した。実際に、光応答性アニオンを組み込んだイオンペア集合体を形成し、結晶-結晶相転移の発現および集合化形態の光駆動可逆的スイッチングを実現した。
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自由記述の分野 |
有機化学・超分子化学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
π電子系イオンから構成される集合体の構成ユニットに光応答性を付与することにより、複数の集合化形態間の相互変換を実現する分子システムを提案できたことは、合成化学・材料科学の観点から学術的に高い意義を有する。デバイスを指向した展開が可能であることも示唆されたことから、応用・実用化も見据えた点で社会的意義が示された。
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