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2018 年度 研究成果報告書

働く新生鎖の生理機能と分子機構

計画研究

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研究領域新生鎖の生物学
研究課題/領域番号 26116008
研究種目

新学術領域研究(研究領域提案型)

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関京都産業大学

研究代表者

千葉 志信  京都産業大学, 総合生命科学部, 准教授 (20523517)

研究分担者 伊藤 維昭  京都産業大学, 研究機構, シニアリサーチフェロー (90027334)
研究期間 (年度) 2014-07-10 – 2019-03-31
キーワード翻訳アレスト / リボソーム / 機能性新生鎖 / タンパク質局在化
研究成果の概要

翻訳の途上で生理機能を発揮する機能性新生鎖である枯草菌MifMや大腸菌SecMの機能解析、ならびに分子機構の解析を行った。共同研究により、枯草菌MifMとリボソームの複合体の構造を明らかにし、それに基づいた遺伝学的な解析を併せて、翻訳アレストに必要なMifMとリボソームの相互作用の詳細を明らかにした。さらに、MifMとリボソームとの相互作用が、リボソームの表面を含めた広範囲で起こることを示した。MifMの翻訳アレストの解除には、タンパク質膜組込装置YidCの親水性の溝が重要なはたらきをしていることを示した。

自由記述の分野

分子生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

タンパク質は合成が完了した後に生理機能を発揮するのが一般的であるが、合成の途上でのみ生理機能を発揮する風変わりなタンパク質が近年見出された。本研究で対象とした枯草菌MifMや大腸菌SecMもそのような因子である。これらの因子は、自身の合成を途中で一時停止することで生理機能を発揮する。本研究では、構造学、生化学、遺伝学的手法を駆使してその分子機構の解明を目指した。その結果、これらの因子とタンパク質合成装置リボソームとの相互作用様式の詳細が明らかとなった。これらの因子がどうやって合成途上で機能を発揮するのかという基本的な問題を理解する上で意義深いものとなった。

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公開日: 2020-03-30  

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