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2018 年度 研究成果報告書

成人間インタラクションの認知科学的分析とモデル化

計画研究

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研究領域認知的インタラクションデザイン学:意思疎通のモデル論的理解と人工物設計への応用
研究課題/領域番号 26118002
研究種目

新学術領域研究(研究領域提案型)

配分区分補助金
審査区分 複合領域
研究機関東京大学

研究代表者

植田 一博  東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (60262101)

研究分担者 竹内 勇剛  静岡大学, 情報学部, 教授 (00333500)
峯松 信明  東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 教授 (90273333)
大本 義正  京都大学, 情報学研究科, 助教 (90511775)
本田 秀仁  安田女子大学, 心理学部, 講師 (60452017)
遠山 紗矢香  静岡大学, 情報学部, 助教 (80749664)
研究協力者 坂本 孝丈  
吉岡 源太  
研究期間 (年度) 2014-07-10 – 2019-03-31
キーワード認知科学 / 人工知能 / ヒューマンインタフェース / コミュニケーション / 社会系心理学
研究成果の概要

(1)相手に対する情動状態が影響するインタラクションに着目し,その開始時における自他間の内的状態に基づく空間的接近行動をモデル化した。そして,他者の内的状態が行動から推定可能なことを示した。(2)旅行代理店の店員が顧客の要望を聞き出しプランを提案する際の対話と非言語情報を分析した。その結果,インタラクションの成否に与える言語・非言語情報の時間的な推移を解明できた。(3)非母語コミュニケーションにおける訛りに起因するミス・コミュニケーションを分析した。母語聴取者のシャドーイング音声を用いて訛りを定量化し,さらにシャドワーの挙動から,訛りに起因する主観的な「聴き取りにくさ」を客観的に予測できた。

自由記述の分野

認知科学,知能情報学

研究成果の学術的意義や社会的意義

人同士のインタラクションは,コミュニケーション欲求に基づく関係形成フェーズ,関係形成後の他者の内的状態の推定に基づく他者理解フェーズ,さらに理解の齟齬の検出に基づく相互調整フェーズの3つのフェーズからなる。研究1で最初のフェーズを,研究2-1と2-2で残りの2フェーズを分析でき,かつインタラクション相手の内部状態を推定するための他者モデルを構築できた。これはインタラクションのモデル研究に大きな前進をもたらし得る。さらに,研究2-1の成果はビジネス交渉の教育に応用できる。また,研究2-2の成果は,非母語話者に対する効果的な言語教育の実現という社会的な需要に沿うものであり,社会的な意義は大きい。

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公開日: 2020-03-30  

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