研究課題/領域番号 |
01102040
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
島薗 進 東京大学, 文学部, 助教授 (20143620)
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研究分担者 |
洗 建 駒沢大学, 文学部, 教授 (30119094)
孝本 貢 明治大学, 商学部, 教授 (60101333)
中野 毅 創価大学, 社会学部, 助教授 (00164252)
井上 順孝 國学院大学, 日本文化研究所, 助教授 (80011386)
田丸 徳善 大正大学, 文学部, 教授 (40011358)
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キーワード | 宗教法人 / 仏教 / 神道 / キリスト教 / 新宗教 |
研究概要 |
当初の予定にしたがって、様々な形態での資料の収集を完了した。第一には、戦後まもなくから刊行されている文化庁編『宗教年鑑』に記載されている教団別の資料(宗教法人数、宗教団体数、教師数、信者数)のデ-タベ-ス化を終了した。戦後から現在までのおよそ400弱の教団に関する個別のデ-タベ-スはコンピュ-タ-の導入によって可能となった。用紙に印刷されたデ-タは膨大な枚数に昇るが、グラフ化も併せて活用し易い形態に整理した。また同時に、『宗教年鑑』には都道府県別の宗教法人資料が掲載差入れており、あわせてデ-タベ-ス化を終え、都道府県別の変化を把握することが可能となった。 教団が独自に調査を行った資料の収集も現状で可能なものはすベて収集を終えた。仏教系の教団(浄土真宗西本願寺派、浄土真宗東本願寺派、浄土宗、曹洞宗、臨済宗)が多く、ついで新宗教(天理数、立正佼成会)であり、神道はほとんどなかった。 また、教団調査に関しては、ビデオカメラを可能な限り携帯し、文献資料のみならず、映像資料の収集も行うこととしたが、教団制作の映像資料を含めて、かなりの量の資料が収集できた。とくに教団制作の映像資料のデ-タベ-スを作成し、合計1200本を越える資料の存在を確認した。 これまでの収集した資料・デ-タ-を持ち寄って、各研究分野を代表した研究分担者が、現在までの各分野や歴史と現状を取りまとめることとした。この報告書は日本社会に置ける宗教の現状を理解する上で有用と考え、英文化し海外の研究者に供することを決定した。
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