研究分担者 |
田中 雅文 国立教育研究所, 生涯学習研究部, 研究員 (10217078)
小林 信一 東京工業大学, 工学部, 助手 (90186742)
荒井 克弘 国立教育研究所, 教育政策研究部, 室長 (90133610)
清水 一彦 筑波大学, 教育学系, 講師 (20167448)
山田 圭一 筑波大学, 社会工学系, 教授 (50016333)
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研究概要 |
前年度に引き続き,わが国における大学院の発展可能性とその規定要因,望ましいあり方等について,分担研究及び二回の全体討議によって次のような総合的な研究を進めた。本年度は,一部基礎的な作業を継続するとともに,4については予備的考察を行った。 1.大学院政策の整理と分析 文教政策,経済政策,産業政策及び地域振興政策に関する最新の資料を収集し,各政策の特徴や動向などを明らかにした。 2.大学院における教育・研究動向の分析 平成元年度におけるわが国の大学院における出身大学別・分野別の入学志願者及び入学者状況等についてデ-タベ-スを作成した。 3.大学院が直面する問題への対応 高度職業人養成を目的とした大学院と研究者養成を主目的とした大学院のそれぞれの関係者にヒアリング調査を行い,直面する問題及びその対応策について調査した。 4.特色ある大学院の調査 主に社会人を対象とした大学院の実態について調査を行った。その結果,修士課程では社会科学系・教育系が中心であり,博士課程では工学系のほか境界領域が中心であることがわかった。また,全体として博士課程における入学者の伸びが著しいことが明らかになった。 5.国際比較分析 アメリカの主要な研究大学の大学院課程における入学要件及び卒業要件について,収集した資料の翻訳作業を行った。その特色及びわが国との具体的な比較分析は,次年度に行う。
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