研究課題/領域番号 |
01301028
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
黒羽 亮一 筑波大学, 教育学系, 教授 (80192045)
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研究分担者 |
小林 信一 文教大学, 国際学部, 講師 (90186742)
清水 一彦 筑波大学, 教育学系, 助教授 (20167448)
荒井 克弘 国立教育研究所, 教育政策研究部, 室長 (90133610)
市川 昭午 国立教育研究所, 教育政策研究部, 部長 (00000050)
山田 圭一 筑波大学, 社会工学系, 教授 (50016333)
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キーワード | 大学院 / 大学院政策 / プロフェッショナルスク-ル / 学位 |
研究概要 |
わが国の大学院発展の可能性について、さまざまな角度から総合的に分析した。得られた知見の代表的なものは、以下の通りである。 1.現在の量的拡大・質的充実をめざす大学院政策は、すでに戦後の学制改革に示唆されていたが、大学人の認識不足のために長い間それは閉ざされたままで、最近ようやく動きはじめたばかりである。 2.大学院に関するデ-タファイルを作成し、実証的研究を試みた。社会人や成人学生、留学生の増加など、大学院学生が全体として多様化している傾向とともに、伝統的大学院と新しいタイプの大学院という区別が次第に薄れてきていることがわかった。 3.大学院を卒業した研究者・技術者(理工系)に対する調査分析により、大学院教育で養成される能力と社会に出てから養成される能力とは異なることが明らかになった。 4.高度職業人養成を目的とした特色ある大学院の修了者に対する調査結果より、社会的要請のあり方はそれぞれの専門分野によってかなり異なることが明らかになった。 5.戦前期におけるわが国の学位制度においては、大学教授になるための学位の資格化は進んだが、学位が研究者になる入り口での資格にはならなかった。 6.多様性を特色とするアメリカの大学院では、社会人にも広く門戸を開放し、学位取得にいたるプロセスを重視している。女性の進学者も年々増加し、実業や職業関係分野への進出もめざましい。また、とくに教育系や理工系大学院のプロフェッショナル化がかなり進行している。
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