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1990 年度 研究成果報告書概要

教育方法の多様化にともなう学習集団の規模と教育効果についての研究

研究課題

研究課題/領域番号 01301034
研究種目

総合研究(A)

配分区分補助金
研究分野 教育学
研究機関上智大学

研究代表者

加藤 幸次  上智大学, 文学部, 教授 (00000084)

研究分担者 佐藤 有  北海道教育大学, 教育学部, 助教授
浅沼 茂  名古屋大学, 教育学部, 助教授 (30184146)
山田 兼尚  国立教育研究所, 評価則定研究室, 室長 (40000070)
石坂 和夫  国立教育研究所, 教育課程研究所, 室長 (20099906)
高浦 勝義  国立教育研究所, 教育方法研究室, 室長 (40110093)
研究期間 (年度) 1989 – 1990
キーワード学習集団 / 学級定員 / 教育効果 / 適正学級規模
研究概要

本研究では,主に第一年度にデ-タの収集にあたり,第2年度にデ-タを分析し,報告書にまとめた。研究成果は次のようである。
1.茨城県の全小学校を対象として,教師アンケ-トを行った。小学校では各学年主任に対して,学習指導,学級経営,生活指導の則面での適正な学習集団規模についてたずねた。栃木県の全中学校を対象として,教師アンケ-トを行った。中学校では各教科主任に対して,小学校と同じ内容についてたずねた。小学校では,21人から25人あるいは26人から30人の間の学級を適正規模と教える教師が多く,中学校でも,ほぼ同じ傾向にあるが,教科による違いもみられた。
2.小学校4年,5年,6年の40人,30人,20人学級,それぞれ約200人を対象として算数の一つ一つの単元を選び,テストとアンケ-トを行った。テストの結果は,学年による多少の違いがあるものの,全体としては30人学級が20人,40人学級に比ベて,やや学習効果を上げているといえる。アンケ-トの結果については,学習集団の規模の違いが反映しているとは言えない。
3.中学校2年の40人,30人,20人学級,それぞれ約200人を対象として創造性テストを行い,集計を行った。テストの結果は20人学級が30人,40人学級に比べて高いことがわかった。
4.世界の28カ国,約200人の教師に対して,彼らが教えている学級について規模をたずねた。ヨ-ロッパ系諸国では学習集団は20人前後であるのに対して,アジア諸国では40人前後であることがわかった。

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公開日: 1993-08-12  

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