• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1989 年度 実績報告書

並列LISPとその処理系の研究

研究課題

研究課題/領域番号 01420029
研究機関東北大学

研究代表者

伊藤 貴康  東北大学, 工学部, 教授 (80124551)

キーワード並列LISP / PaiLisp / PaiLispーKernel / 拡張call@cc / exlambda / ガ-ベ-ジコレクション
研究概要

並列LISP言語PaiLispとそ核言語PaiLispーKernelの設計を行なうと共に、並列Lispに関する調査研究を行った。また、処理系試作のために購入・設置したアライアント社FX/80およびサンマイクロ社SUN3/60を用いたUNIX境環下での並列プログラミング環境を整備し、処理系の試作に着手した。
(1)PaiLisp言語とPaiLispーKernel言語の設計
PaiLisp言語は、研究代表者により1966年に提案され、PaiLispーKernelも1968年に提案され、改良をかさねられたきた言語であるが、本研究のために新たなる改良・改訂が行われた。
特に、制御機構の拡張call/ccと相互排除機構exlambdaの考え方が優れたいる事が,MITおよびスタンフォ-ド大学の並列LISP研究者にも認識され、両大学における最新の学位論文にも引用され、評価されている。
PaiLispのPaiLispーKernelによる記述は重要な貢献と評価されている。
(2)平成元年6月5日から7日の3日間、東北大学青葉記念会館において、並列LISPに関する日米ワ-クショップを開催(主催:本研究代表者)、平成2年3月17日から25日までボストン、ニュ-ヨ-クに出張し、米国MIT、スタンフォ-ド大学、ニュ-ヨ-ク大学などの研究状況を詳しく調査・見聞する機会を得た。また、PaiLispに対する高い評価を得えた。
(3)処理系の試作にために、アライアンドFX/80のプロセス制御機能上の制約を改善する必要があるが、この改善を行うと共に、簡単なプロトタイプを試作し、並列LISP処理系試作の環境整備を行うと共に、ガ-ベ-ジ・コレクションなどの予備実験も行った。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] T.Ito,M.Matsui: "A parallel Lisp Language PaiLisp and its kernel specification" Parallel Lisp:Languages and Systems Springer Lecture Notes in Computer Science. (1990)

  • [文献書誌] T.Ito,H.Oyaizu: "Channel-Lisp:A parallel Lisp based on channel communication" Proc.Conf.Information Sciences and Systems(Princeton). (1990)

  • [文献書誌] T.Ito: "Parallel Symbolic Computing,and PaiLisp Project" Proc.Alliant User's Annual Conference(Boston). (1990)

URL: 

公開日: 1993-03-26   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi