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1990 年度 実績報告書

並列LISPとその処理系の研究

研究課題

研究課題/領域番号 01420029
研究機関東北大学

研究代表者

伊藤 貴康  東北大学, 工学部, 教授 (80124551)

キーワード並列Lisp / PaiLispーKernel / 並列構文 / PaiLisp / PaiObject / 並列オブジェクト指向 / 実時間GC / 並列GC
研究概要

並列LISP言語PaiLispを設計し,次のような研究を行った
1)PaiLispの核言語PaiLispーKerneLを設計し,これを用いてPaiLispの記述を行い,言語仕様を固めた。PaiLispは,Scheme+並列構文であると見なしてよいが,コンテイユエ-ションcall/ccが並列に拡張され,強力なものとなっている点に特徴がある。
2)PaiLispのサブセットをアライアント社の並有メモリ型計算機上で実現する試みを始めており,PaiLispーKernel+futureを実現し,評価実験を行い好ましい結果を得た。
3)PaiLispのための並列オブジェクト指向言語PaiObjectを設計し,その処理系をKCL上に作成した。PaiObjectは,PaiLisp+並列オブジェクト指向という形で設計されているが,排他メソッドの定義,Process,continuationやvirtualなどの新しいクラスを導入している点に特色がある。
4)Lispのガ-ベ-ジ・コレクションを実時間的性質を持つように実現するのに,BakerによるIncremental GCとDjkstraらによる並列GCがある。この研究では,新しい実時間GCとしてTimedーGCと高並列GCを提案し,処理系を作成して評価した。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Ito,Takayasu(伊藤 貴康): "A parallel Lisp language PaiLisp and its kernel specification" Lecture Notes in Computer Science. 441. 58-100 (1990)

  • [文献書誌] Ito,Takayasu(伊藤 貴康): "Logic of execution:An outline" Lecture Notes in Computer Science. 491. 79-91 (1991)

  • [文献書誌] 飯塚 泰樹: "PaiLispのための並列オブジェクト指向言語PaiObject" 情報処理学会全国大会論文集. 43. 5-69-5,70 (1991)

  • [文献書誌] Ito,Takayasu(伊藤 貴康)編著: "Parallel Lisp:Languages and Systems" SpringerーVerlag, 364 (1990)

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公開日: 1993-08-11   更新日: 2016-04-21  

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