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1989 年度 実績報告書

東北日本に分布する火成岩類の時空的同位体比変化

研究課題

研究課題/領域番号 01460060
研究機関秋田大学

研究代表者

丸山 孝彦  秋田大学, 鉱山学部, 教授 (60006682)

研究分担者 石山 大三  秋田大学, 鉱山学部, 助手 (30193361)
山元 正継  秋田大学, 鉱山学部, 講師 (80191443)
周藤 賢司  新潟大学, 理学部, 助教授 (50143748)
キーワード東北日本の火成岩類 / 時空的同位体比変化 / ブランクテスト / ベ-クアウトディバイス装置 / 標準試料
研究概要

交付申請書に書いたように、本研究は(1)岩石中からのSrおよびRbの抽出とコンタミネ-ションのチェック、(2)東北日本に分布する火成岩の広域的変化の検討、(3)黒鉱鉱床母岩の酸性火山岩の検討と3つの柱からなる。これらの中で本年度は(1)の作業を中心に行い、次年度以降のために地質調査・サンプリング・化学分析等も行うこととした。また本年度の研究成果と次年度の研究打合せのために研究打合せも行うように計画した。
研究分担者の一人山元の努力のもとに、天然産岩石中からのSrおよびRbの抽出方法は確立することが出来、今後いかに多量の試料を迅速に処理するかの工夫のみとなった。岩石を処理する際に使用する水・薬品類に関するブランクテストも行い、既存の備品を工夫することによって十分な結果が得られることがわかった。本研究で購入した備品マニュアルベ-クアウトディバイス装置は、外国製品(質量分析計と同じメ-カ-)であり、2月中旬にようやく入荷した。このため、十分な実験はまだ行っていないが、フィラメントに付着している不純物を除くのに威力を発するものと考えている。さらに天然の標準試料の同位体比を測定し、他機関との値を比較した結果、満足する結果が得られた。
地質調査・サンプリング・岩石記載・化学分析等は次のように分担して行った:丸山が後期中生代火成岩類と第三紀花こう岩、周藤が新第三紀火山岩類、山元が第四紀火山岩類、石山が黒鉱又は黒鉱型鉱床周辺に分布する大成岩。これらの成果の一部は公表あるいは投稿中である。
メンバ-全員集まっての研究打合せは本年度都合により開催出来なかった。但し、秋田大学関係者は常に連絡をとりながら本研究を進めた。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 丸山孝彦,山元正継,森渓子,横山直人: "秋田・青森県境に分布する板見はんれい〓体" 秋田大学鉱山学部研究報告. No.10. 25-33 (1989)

  • [文献書誌] Tamura,S.and K.Shuto: "Lateral variation of major and thace elements in the late Miocere volcanic rocks from central part of Northeast Japan." Journal of Mineralogy,Petrology and Economic Geology. 84. 444-459 (1989)

  • [文献書誌] Shuto,K.and R.Yashima: "Lateral variation of major and thace elements in the Plicene volcanic rocks of the Northeast Japan arc." Journal of Mineralogy,Petrology and Economic Geology.

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公開日: 1993-03-26   更新日: 2016-04-21  

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