研究課題/領域番号 |
01460102
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
沖野 教郎 京都大学, 工学部, 教授 (30001093)
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研究分担者 |
渡部 広一 京都大学, 工学部, 助手 (90201251)
山本 裕 京都大学, 工学部, 助教授 (70115963)
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キーワード | 生物型生産システム / 生産システム / CAD@CAM / モデロン |
研究概要 |
本研究の目的は生物学的特徴をもつ生産システムが実現可能であることをコンピュ-タシミュレ-ションによって証明することである。 本年度はまずシュミレ-タ用コンピュ-タシステムとして、本研究費で購入したワ-クステ-ションを分散並列処理用に用いてApollo10000(ス-パミニコンピュ-タ)をサ-バとする3ワ-クステ-ションの既存システムを再構築した。 つづいて擬生物化モデリング要素"バイオモデロンシェル"の開発を上記環境上で実行した。これは以下のような基本機能で構成される。 1.環境反応性:バイオモデロンが或る環境に置かれたとき、或はその環境が変化するとき、それを判断し必要な作業を行う機能で、シェルは環境作成機能として、モデロンの動作環境(ワ-キングスペ-ス)を作成する機能、環境操作機能として、動作環境内に参照変更する機能、環境変更機能として動作環境を他の動作環境に変更する機能をを持たせた。 2.相互通信機能:モデロン間でメッセ-ジの授受を行う機能を実現した。すなわちワ-キングスペ-スを介して自発的にバイオモデロンが、その情報を交換する。 3.モデロンプログラムの遂次実行機能:モデロンをモデロンプログラムのインタプリタとすることにより、モデロンプログラムの動的変更を可能にする。 4.モデロンの置換機能:モデロン自身を他のモデロンに置き換える機能で前項3の機能によって実現する。これによってモデロンプログラムの一部変更、削除、追加が可能になる。 5.モデロンベ-スの参照機能:必要なモデロンが利用できることを確かめる機能である。 以上であるが、次年度において生物型生産システムのモデルを作成する。
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