研究課題/領域番号 |
01460172
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研究機関 | 関西大学 |
研究代表者 |
三上 市蔵 関西大学, 工学部, 教授 (80067636)
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研究分担者 |
武田 八郎 舞鶴工業高等専門学校, 土木工学科, 助教授 (20043375)
森澤 敬文 関西大学, 工学部, 助手 (30067764)
堂垣 正博 関西大学, 工学部, 助教授 (60067759)
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キーワード | プレ-トガ-ダ- / 終局限界状態設計 / 終局強度 / 垂直座屈強度 / 耐荷力実験 |
研究概要 |
鋼構造物、中でもプレ-トガ-ダ-の終局限界状態設計のための研究を行った。 1.プレ-トガ-ダ-の曲げによるフランジ垂直座屈強度の算定法を作成した。 (1)腹板が水平補剛材を有する場合にも適用できる方法とした。 (2)プレ-トガ-ダ-が上下非対称断面である場合にも適用できる方法とした。 (3)上下非対称断面で、かつ腹板が水平補剛材を有する場合にも適用できる方法とした。 (4)既報の上下対称断面で、水平補剛材のない場合に対する実験の結果を使って、前記算定法の妥当性を検討した。その結果、本算定法が精度のよいことがわかった。 (5)上下非対称断面で、水平補剛材のない場合に対する実験しか実施されていないので、上下非対称断面で、ただし、水平補剛材のない腹板を有する鋼プレ-トガ-ダ-模型2体を作成し、耐荷力実験を行った。この結果は、前記算定法の結果とよく一致した。 2.プレ-トガ-ダ-の終局強度算定法の妥当性を検討した。 (1)上下非対称断面で、腹板が水平補剛材を有する場合にも適用できる終局強度算定法は提案してあったが、実験的裏付けがなかった。そこで、非対称断面プレ-トガ-ダ-(ただし、水平補剛材はない)の鋼模型1体を作成し、耐荷力実験を行った。その結果、算定法が妥当であることがわかった。 3.ボックスガ-ダ-の終局限界状態設計のための研究を行った。 (1)終局強度算定法のもとになる補剛板の圧縮強度算定法を検討した。
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