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1991 年度 実績報告書

超臨界流体の天然物化学への利用研究

研究課題

研究課題/領域番号 01840022
研究機関東京薬科大学

研究代表者

原 昭二  東京薬科大学, 薬学部, 教授 (40057287)

研究分担者 斎藤 宗雄  日本分光工業(株), LC技術課, 課長
土橋 朗  東京薬科大学, 薬学部, 助教授 (40138962)
竹谷 孝一  東京薬科大学, 薬学部, 助教授 (20120149)
糸川 秀治  東京薬科大学, 薬学部, 教授 (60057304)
キーワード天然物抽出 / 天然物単離 / 超臨界流体 / クロマトグラフィ- / SFC / 超臨界流体クロマトグラフィ-
研究概要

すでに本研究で組み立てたSF抽出、クロマトグラフィ-の装置を稼動させ、二酸化炭素SFによる生理活性天然物の抽出、分取を系統的に実施し、液体またはガスクロマトグラフィ-とは異なるSFクロマトグラフィ-の分配、保持挙動を特性化した。これを活性天然物の検索に適用し、有機溶媒抽出との比較、検討を継続して行った。分担者糸川らは、SF抽出分画を用い、抗腫瘍性のバイオアッセイに適用した。一方、糸川らにより見出され、臨床上の応用が期待されている抗腫瘍性物質、アカネの成分、RA-I、II、III、IV、V、VII、アオツヅラフジの成分、シノコクリンなどを標的として、その光学活性体の経済的な合成を目指す研究を続行し、研究の各過程におけるSFメディアの利用を検討した。また中間体となるキラル合成素子の調製には、本研究の初年度に開発された、キラルな固定相を用いるSFクロマトグラフィ-を適用した。さらに平成3年度には、以下の新課題を検討した。
1。親水性、両親媒性成合のSF抽出、分離法の開拓を試みた。SFメディアとして広く使用される二酸化炭素は、安価で安全性にすぐれているが、極性が小さいため、親水性、両親媒性成分の抽出、分離への適用が制限されてきた。その打開のため、メタノ-ル、エタノ-ルのほか水などの添加剤の使用を試み、糖類、配糖体、ペプチド、核酸などの標品を用いて、SF抽出、SFクロマトグラフィ-における保持挙動を計測した。
2。上記の知見を基礎として、適切な分離条件を適用し、主として高等植物起源の試料のSFによる分画、親水性の生理活性天然物の探索、抗腫瘍性などのバイオアッセイを行った。

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公開日: 1993-03-16   更新日: 2016-04-21  

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