研究課題/領域番号 |
01850037
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研究種目 |
試験研究
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
沖野 教郎 京都大学, 工学部, 教授 (30001093)
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研究分担者 |
渡部 広一 京都大学, 工学部, 助手 (90201251)
山本 裕 京都大学, 工学部, 助教授 (70115963)
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キーワード | CAD / モデリング要素 / 自律分散 / モデロン / 知能モデロン / シンセテイックCAD |
研究概要 |
この研究は、モデロンと呼ぶモデリングエレメントにシンセシス機能としての自律性と自己組織化性を付与し、これを知能モデロンと呼んで、設計仕様に知能的に対応することを方法論の基礎とする。 本年度は知能モデロン開発ツ-ルと知能モデロンベ-スの開発を行った。 (1)知能モデロン開発ツ-ル モデロンの作成を助けるツ-ルであり、Xウインドウ環境下で設計者が対話によって作成するシステムを開発した。すなわち、モデロンはモデロンで構成されるという階層構造を成すので、OPEN MODELON<モデロン名>により新モデロンを開き、これにCALL MODELON<モデロン名>でモデロンベ-スから適当なモデロンを呼びこみ、これにオペレ-ションと称して準備した各種ユ-ティリティを配して、モデロン間の相互通信による組織化を行わせるようにした。相互通信はワ-キングスペ-スに要求メッセ-ジを置くとき、各モデロンがその知能によって判断して自発的にそれらを取り込み、情報を交換することによって行われる。すなわち自己組織化が実現している。なお、階層の最下位のモデロンをモデロン素と呼び、それぞれ問題向きに適当なプログラムを与えなければならない。 (2)知能モデロンベ-スの開発 知能モデロンを登録、管理すると同時に知能的検索システムを備えてモデロンの効果的検索を行わせるシステムである。CLOSE MODELONによってOPENに始まるすべてのステ-トメントを登録する。モデロンベ-スにおいてもその基本は自発性にある。検索要求のメッセ-ジに対応して自発的に対応するモデロンが名乗りを
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