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1991 年度 実績報告書

地形図の地図記号の自動認識システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 01850125
研究機関筑波大学

研究代表者

星 仰  筑波大学, 電子情報工学系, 助教授 (80026129)

研究分担者 池辺 八洲彦  筑波大学, 電子情報工学系, 教授 (10114034)
キーワード地理情報システム / 地図記号認識 / 文字パタ-ン認識 / 地形図処理
研究概要

地形図の地図記号の認識要素として,a.ホ-ル数,b.面積,c.連結成分とホ-ルの占有率,d.連結成分の伸長度,e.端点数,f.交点と分岐点,gh.端点の方向,h.連結成分の線幅,i.細線化処理の反復回数,j.斜連結度,w.方向指数,x.包含関係,y.分離度,z.成分比の14種類を見い出した。この中でw〜zは分離記号の認識要素である。これらの認識要素の値が各地図記号に対して,どのような範囲にあり,その範囲を何種類のクラスに区分すべきか不明のため,クラス分けの必要性のない認識要素の範囲を抽出することにした。この結果,a≦1,e≦1,f≦1,g_1≦3,g_2≦4,g_3≦4,g_4≦4,w≦8,x≦1となった。次に,クラス分けの必要な認識要素についてはISODATA手法により,当初5〜6クラスに分類する闘値を求め,各クラスによる地図記号の認識状態を解析者が検証し,試行錯誤的にクラス統合を試み,最終的には認識要素b,c,d,h,i,j,y,zに対して各々4クラスに区分すれば,本研究で対象にしていた50種の定型地図記号がすべて分類可能であることが判明した。
したがって,本年度の研究成果としては,定型記号50種を判別分類するためにクラスタ基準の決定をすることができたので,各地図記号の認識要素の処理手順と判定基準を内蔵したアルゴリズムを開発することができた。

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 高木 徹,星 仰: "ホ-ルと幾何学的特徴点を考慮した地形図の地図記号認識" 機能図形情報システムシンポジュ-ム論文集. 19-24 (1991)

  • [文献書誌] 星 仰,森 基: "地形図の等高線接続の基本計画" 日本写真測量学会年次学術講演会発表論文集. D-1. 93-96 (1991)

  • [文献書誌] 星 仰,冬国 祥: "LANDSAT・TM画像デ-タによるBackerファジィセット分類法への適用" 土木学会第46回年次学術講演会講演概要集. TV-264. 538-539 (1991)

  • [文献書誌] Takashi Hoshi,Toru Takaki: "Extraction and Recognition of Map Symbol from Topograplical Map"

  • [文献書誌] 高木 徹,星 仰: "幾何学的特徴量を考慮した地形図からの地図記号認識" 情報処理学会第44回全国大会講演論文集(2). 5N-2. (1992)

  • [文献書誌] 星 仰,高木 徹: "地形図の地図記号のための認識要素" 土木学会第4部門論文集. (1992)

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公開日: 1993-03-16   更新日: 2016-04-21  

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