研究課題/領域番号 |
01870087
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
渕端 孟 大阪大学, 歯学部, 教授 (70028728)
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研究分担者 |
中村 通 朝日レントゲン工業KK, 技術部, 係長
赤木 史朗 朝日レントゲン工業KK, 技術部, 課長
藤下 昌巳 大阪大学, 歯学部, 助教授 (50028809)
徳岡 修 大阪大学, 歯学部, 助手 (70155513)
速水 昭宗 大阪大学, 歯学部, 講師 (30028477)
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キーワード | デジタル・ラジオグラフィ- / パノラマX線撮影 / 断層撮影 / フォト・アンプリファイヤ- |
研究概要 |
1.エキシコンパネルとCCDラインセンサ-を組み合わせ、画像デ-タをコンピュ-タに取り込むことにより、デジタルパノラマ断層撮影像が得られた。 エキシコンパネル特有の粒状性の荒さ、CCDラインセンサ-の素子毎の感度不均一性のための画像の劣化等を検討した結果、CCDラインセンサ-の感度不均一性が特に問題であることが判明した。これを改善する目的で、あらかじめCCDラインセンサ-に発行ダイオ-ドを用いて参照光を与え、信号のオフセットレベルを持ち上げ、さらに開口量の大きいセルフオックレンズアレイを用いてS/N比の改善を図った。また、コンボリュ-ション、メディアンフィルタ-、ベ-ス濃度のサブトラクション処理等の画像処理を行い画質の改善を試みた。現状ではフィルム法と比較して、画質については問題が多いが、エキシコンパネルの粒状性の改良、感度の高いCCDラインセンサ-の出現等により、実用性は充分にあると考えられた。 2.トランスピュ-タを用いたコンピュ-タ間の画像転送実験を行った結果、1画像(640x1024:8bit)を1秒以下で転送可能であった。 3.今回開発した五軸制御方式パノラマ断層撮影装置を用いて、新軌道理論の確認を行った。また、フィルムを用いた方法であるが、パノラマ断層撮影装置として世界で初めて真の断層撮影を行い、一般歯科医院における顎関筋、顎骨、上顎洞などの精密診断法のための一手段を開発した。 4.画像保管にはMacintoshのハイパ-カ-ドを使って、デ-タベ-スソフトウェア-を開発した。
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