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1990 年度 実績報告書

ヒト肝細胞癌の動物実験モデルの作成

研究課題

研究課題/領域番号 01880010
研究種目

試験研究(B)

研究機関東京大学

研究代表者

志賀 淳治  東京大学, 医学部・病理, 助教授 (10110694)

研究分担者 蜂巣 達之  芝山羊センター, 研究室長
原沢 亮  東京大学, 医学部・動物実験施設, 助教授 (70159101)
阿部 賢治  国立予防衛生研究所, 病理, 主任研究官 (60130415)
キーワードウッドチャック / 肝炎ウィルス / ウィルスキャリヤ-
研究概要

ウッドチャックの屋内及び屋外飼育,管理方法は基本的に確立した。繁殖に関しては屋外であるならば可能であるが室内においてはケ-ジを使用するかぎり不可能と結論してよいと考えられる。ギャリヤ-を作成する場合屋外方式で特に大きな支障はないので今後この方針で行くべきと考えられた。
ウィルスキャリヤ-作成に関してはウィルスキャリヤ-の親からキャリヤ-の子をとる垂直感染方式は親の死亡率が高く,従って安定性が低いので中止し,ノンキャリヤ-の子にウィルス接種をしてウィルスキャリヤ-を作成する方式を取ることにした。本年度は長野県で生まれた11匹に生後6週で6匹,生後8週で5匹にウィルスを接種した。群馬県で生まれた3匹には生後60日で接種した。
ウィルスマ-カ-判定には今年度Polymerase chain reaction(PCR)法によるウィルスDNA測定を導入した。増幅領域としては表面抗原をコ-ドする遺伝子を選び、これをはさむ一対のプライマ-を合成した。各プライマ-は20塩基からなり,GC量は30〜45%,プライマ-間距離は666塩基である。
上記接種実験をこのPCR法により判定した。長野県の結果は生後6週で6匹中6匹,8週では5匹中1匹陽性であった。群馬県は3匹全て陰性であった。表面抗原をRIAで測定すると2匹を除き全てカットオフ比1.0以下で陰性と判定された。2匹のカットオフ比は3.2と2.0であった。しかしこの2匹のPCRの結果は陰性であり,なぜこのような測定方法による差が生じたか今後検討されるべき課題である。

  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] Ohtomo,K: "Regenerating nodules of liver clrrhosis:MR imaging with Pathological correlation" ATR. 154. 505-507 (1990)

  • [文献書誌] Ohna,Y: "A histological analysis of five cases of adenomatous hyperplosia containing minute hepatocellular carcinoma" Acta.Path.Jpn. 40. 267-278 (1990)

  • [文献書誌] Masumi,A: "Hcatーshocls pratein and hypertraphy in the liver of rat infased with methicvin free pareuteral nutrition" Bioch.Biophys.A.1052. 502-508 (1990)

  • [文献書誌] Shiga,J.: "Development and growth puttern of small hepatocellular carcinoma of woodchuck" Exp.Avim.

  • [文献書誌] 志賀 淳治: "肝癌におけるHBV遺伝子の組み込み" 内科. 66. 642-643 (1990)

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公開日: 1993-08-11   更新日: 2016-04-21  

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