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1991 年度 実績報告書

日伊非加速器物理学共同研究計画[LVD+LMD]

研究課題

研究課題/領域番号 02044025
研究機関埼玉大学

研究代表者

岬 暁夫  埼玉大学, 理学部, 助教授 (20008816)

研究分担者 FULGIONE W.  イタリア国立研究会議, 宇宙地球物理研究所, 助手
BADINO G.  イタリア国立研究会議, 宇宙地球物理研究所, 助手
SAAVEDRA O.  トリノ大学, 物理学研究所, 教授
AGLIETTA M.  イタリア国立研究会議, 宇宙地球物理研究所, 助手
CASTAGNOLI C  イタリア国立研究会議, 宇宙地球物理研究所, 教授
久我 清  岡山理科大学, 大学院・工学研究科, 博士課程1年
中川 益生  岡山理科大学, 理学部, 講師 (70148683)
御法川 幸男  近畿大学, 理工学部, 助教授 (90088500)
高橋 信介  弘前大学, 教養部, 講師 (40216742)
川口 節雄  弘前大学, 教養部, 助教授 (30013395)
和田 倶典  岡山大学, 理学部, 助教授 (10033200)
井上 直也  埼玉大学, 理学部, 助手 (40168456)
キーワード非加速器物理 / グランサッソ-地下実験所 / モンブラン地下実験所 / 超重粒子 / 液体シンチレ-ション検出器 / TLシ-ト / 超高エネルギ-カスケ-ド計算
研究概要

LVD実験:1991年12月現在、150台の液体シンチレ-ション検出器がグランサッソ-地下実験所に設置済みであり、そのうち60台に付いて周辺回路調整が終了し、コンピュ-タ-制御のとでデ-タ-収集が始まっている。従来、同検出器設置作業、検出器周辺回路の調整作業、放射線源による検出器特性キャリブレ-ションの共同作業をイタリア側研究者とともに実施してきている。また、検出器デ-タ-の解析をとうして地下実験所における背景放射線量の評価を行っている。一方、定常観測に入った1991年10月からはその定常運転、及びその状況監視の任を分担して担当してきている。また地中及び水中でのカスケ-ドシャワ-の関する計算、及び高エネルギ-ミュ-オンの深さー強度曲線の計算は、グランサッソ-地下実験所等、地下における非加親器物理学の解析に特に重要であり、これらの計算を大規模に行ってきている。一方、UP GOING NUTORINOによる地中でのカスケ-ドシャワ-計算においては、LPM効果が重要であり、同効果を含めない計算においては実験デ-タから推定される一次エネルギ-は低く見積もりすぎる傾向が顕著にみられることがわかった。現在は超高エネルギ-領域でのガンマ線ー原子核相互作用によるミュ-オン成分の寄与についての計算を実施中である。
LMD実験:モンブラントンネルで50m^2year露出の実験を1991年夏から実施中であり、その現像、解析作業を1992年1月から行う予定である。1991年2月からの4m^2yearの予備実験においては5カ月の露出を行い、その後現像処理を行いその解析からノイズ成分に関する基礎デ-タ-を得、超重粒子の信号ーーもしあるとすればーーと他のノイズを識別できることを確認した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] M.Aglietta et al.: "Search for Super-slow Massive Particles with TL Sheets at the Mont Blanc Laboratory" Proc.of 22nd International Cosmic Ray Conf.4. 710-713 (1991)

  • [文献書誌] M.Aglietta et al.: "Test Experiment to Detect Super-slow Massive Particles with TL Sheets st Mont Blanc Laboratory" Proc.of 22nd International Cosmic Ray Conf.4. 714-717 (1991)

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公開日: 1993-03-16   更新日: 2016-04-21  

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