研究課題/領域番号 |
02303001
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研究種目 |
総合研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
物理化学一般
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研究機関 | 横浜国立大学 |
研究代表者 |
樋口 治郎 横浜国立大学, 工学部, 教授 (20017875)
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研究分担者 |
手老 省三 東北大学, 反応化学研究所, 助教授 (80111318)
工位 武治 大阪市立大学, 理学部, 教授 (10117955)
小尾 欣一 東京工業大学, 理学部, 教授 (10016090)
広田 襄 京都大学, 理学部, 教授 (90093301)
岩泉 正基 東北大学, 反応化学研究所, 教授 (70006295)
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研究期間 (年度) |
1990 – 1992
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キーワード | EPR / ラジカル / CIDEP / スピン化学 / 最低励起三重項状態 / 金属錯体 / スピン分極 / 緩和速度 |
研究概要 |
近年、励起状態を含めて常磁性化学種の研究は、実験方法の開拓P技術の向上により急速な進歩をみせている。このように実験方法の多様化と結果の集積が進むなかで、個々の分子種の電子構造の特性を、理論および実験の両面から包括して考察できる学問体系の確立をめざして、実験上の知見の交流と理論的考察の再険討を含む連携研究を行った。その結果、常磁性化学種の活性、動的考動、およびスピン間相互作用を中心とする総合的研究により、基本的部分の学問体系をまとめ、将来の展開と新たなる貢献を可能にした。特に本総合研究は、研究代表者と研究分担者計19名が(1)時問分解能と周波数分解能の向上を中心とした常磁性化学の研究法の開拓、(2)励起状能における常磁性種のスピン間相互作用の諸問題、(3)金属錯体における活性とスピン間相互作用、(4)凝縮相補足フリーラジカルにおける活性、の四分担課題について開始し、密接な連携のもとに小課題間の交流と討論をもとに問題点の徹底的解明を行った結果、200に余る研究発表を行い、国際的に評価の高い論文を多数公表することができた。次に、個々の主な成果の内容を列挙する:ラジカルの拡散過程を考慮したCIDEP信号の定量的解析の進展。スピン化学の集大成と発展への方法論的展開。最近励起三重項状態における、分子の構造,動的考動,並びに同種分子間のエネルギー移動速度の決定。金属錯体の光励起後に生じる基匠状態のスピン分極の検出。銅酵素の配位構造の歪みと銅イオンの電子構造との相関関係。アルカン類シグマカチオンラジカルにおける非対称的構造の実証。パルスEPR法を用いたη-アルカン類の水素引き抜き速度とC-C変角振動の緩和速度との相関性の実証。その他多数。
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