研究分担者 |
竹谷 誠 柘殖大学, 工学部, 教授 (90197343)
沢田 利夫 国立教育研究所, 科学教育研究センター, センター長 (40000062)
一松 信 東京電機大学, 理工学部, 教授 (10027378)
森本 光生 上智大学, 理工学部, 教授 (80053677)
藤田 宏 明治大学, 理工学部, 教授 (80011427)
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研究概要 |
昨年度に引き続き[数学教育の会]の活動の中心となっているのが,この研究の研究代表者ならびに研究分担者である.高校数学カリキュラムの抜本的改革とも言うべき1994年改訂に関する研究面からの基を与えたのが,この[数学教育の会]であり今後ともこの役割をもつことになる.この[数学教育に会]への恒常的な参加者は約60名であり,今年度はそれを4つの班に分け,研究分担者にその指導的役割をとって貰った.そして,その各グル-プ毎の研究を昨年度と同様に,7月・12月の全体会に持ち込んで結果報告ならびに研究の問題点,その深化について討議を行った.各班の活動の概要は以下の通りである. 研究分担者の藤田宏・茂木勇・山崎圭次郎を中心とする第1班は高校数学のコンピュ-タ利用と大学入試・大学初年級の数学系の講義の新しい方向を研究討議し,それを大学関係者に呼びかける活動をリ-ドした. 研究代表者の寺田文行および研究分担者の森本光生を中心とする第2班は新カリキュラムに沿った高校数学の実践を行った.なお,これは現在も続行中である.これには[数学教育の会]のメンバ-の他に東京都立高校の教員ら約30名が恒常的に参加し,2ヵ月に1回の割合で集会をもち,大きな収穫をあげている.その結果は今後1年間に集大成して高校数学教育界に広める予定である. 研究分担者の一松信・長野東を中心とする第3班はコンピュ-タメ-カ-側との共同分科会をもち,今後の数学教育の理想に係わるメ-カ-側の意識の発展に努めつつ、ハ-ド・ソフト作成に当たった.特にソフトに係わる収穫は次年度に集大成させ世に広めることができよう. また,研究分担者の竹谷誠・中村直人・釈氏孝浩らと研究代表者の寺田文行はMathematicaを用いた学習環境に関する研究で多大な成果をあげている.
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