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1990 年度 実績報告書

CTによる骨量測定における脂肪髄の影響の補正の検討

研究課題

研究課題/領域番号 02670488
研究機関秋田大学

研究代表者

渡会 二郎  秋田大学, 医学部, 助教授 (10107203)

研究分担者 真山 一郎  秋田大学, 医学部, 助手 (00229600)
清野 康夫  秋田大学, 医学部, 助手 (00163072)
戸村 則昭  秋田大学, 医学部, 助手 (90143049)
新藤 雅章  秋田大学, 医学部, 講師 (00108929)
キーワード骨量測定 / QCT(Quantitative CT) / MRI / 脂肪髄
研究概要

1・CTにおける腰椎ファントムでの骨塩定量の再現性:GE9800(管電圧80kVpーsingle energy)の経時的安定性は±0.93%であり、撮影条件を一定とした場合、基準ファントムと人体との隙間および寝台の高さの違いが再現性を不良にする原因となることが明らかとなった。
2・CTにおける正常ボランテェアでの骨塩定量の再現性:正常人10名において7日間隔で施行した2回の骨塩定量での誤差は2.27±2.73mg/cc(±1.4%)であり再現性は良好であった。
3・MRIのための腰椎ファントム:CTにおいては骨塩ーK_2HPO_4、脂肪ーエタノ-ル、膠原質ーかんてんを使用したファントムが存在するが、MRIにおいては既存のファントムがない。MRIにおける適切なファントム作成のための基礎的な検討を現在おこなっている。
4・0.5TMRI(RESONA)における水・脂肪分離画像:本装置において水・脂肪分離画像を得るためには3回の撮影を必要とする。このため被験者の体動に伴うア-チファクトが加わり、5名の正常人での2回の撮影における水に対する脂肪の比率の誤差は0.40±7.56%と再現性が乏しい。また、サ-フェスコイルとボディコイルと受信コイルによる測定誤差があり、撮影条件の設定も検討する必要が生じた。平成3年度から稼働する1.5T SIGNAでは1回の撮影で水・脂肪分離画像を得ることができる。来年度はまず1.5Tでの再現性の検討を行なうことにし、0.5Tでの検討は中止した。
5・腰椎摘出標本における検討:摘出標本の収集は非常に難しく、標本を用いた検討は平成3、4年度も継続しなければならない。

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公開日: 1993-08-11   更新日: 2016-04-21  

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