研究課題/領域番号 |
03041061
|
研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
北村 泰一 九州大学, 理学部, 教授 (40037239)
|
研究分担者 |
立原 裕司 九州大学, 理学部, 助手 (00227092)
高橋 忠利 東北大学, 理学部, 助手 (80004406)
西野 正徳 名古屋大学, 太陽地球環境研究所, 助手 (70023679)
岡野 章一 東北大学, 理学部, 助教授 (10004483)
坂 翁介 九州大学, 理学部, 助教授 (80108638)
|
キーワード | 中緯度 / 赤道域 / 超高層大気 / エネルギ-輸送 / 地域気観測 / ULF観測 |
研究概要 |
本年度は、本研究課題『中緯度から赤道域にわたる超高層大気へのエネルギ-輸送と変換過程(3年計画)』を遂行するための初年度にあたる。従って、本年度の行動目的を、最終年に実施する観測を成功に導くための現地調査ならびに現地機関との打ち合せに重点をおき、加えて観測開始可能地では、試験的に予備観測を開始することにした。 事前の通信などによる現地機関との打ち合せは、現地が遠隔の地であることもあって必ずしもスム-スに行われなかったが、実際に現地に赴いてみると、各現地機関の準備万端が整っており、20数観測候補地のうち、10点(ヴィクトリア、タマンラッセ、グアム、ベレン、サンルイス、ユ-ゼビオ、テレシナ、サンタマリア、ダ-ウイン)以上で観測をスタ-トさせることが出来た。 しかしながら、各観測点は観測環境が悪く安定な商用電源が期待できないことが多いため、将来は現地の電源を使用せず、かつ、人手が一切不必要な計測機器(メインテナンスフリ-;完全自動観測システム)をつくることが要求された。そのため、本年度は太陽電池による準自動観測を試験的に2地点(ヴィクトリア、ダ-ウイン)で実施した。 結果は上々で、現在(1992年3月)までは太陽電池システムは順調に稼働し、デ-タを送り続けてきている。 これらの本年度の経験は、本年度以降に大変有益なものになるものと思われる。
|